オカモト、医療器具メーカー向けにフィルムやゴムを展示

無延伸フィルム「アロマーフィルム」は、医療用の滅菌袋用や輸液バック外袋として利用されている。

産業用フィルムやゴム製造大手のオカモト株式会社は同社が得意とするフィルムやゴムの中でも医療器具メーカー向けに最適な製品をMEDTEC Japanで展示している。

その中でもポリプロピレン、ポリエチレンを主原料とした無延伸フィルム「アロマーフィルム」は、医療用の滅菌袋用や輸液バック外袋として利用されており、オートクレープ、EOG、電子線γ滅菌に耐えうるように開発されている。

コンドームと同手法で製造できる。

番手30〜40μmの滅菌袋用の透明アロマーフィルムは、コンバーターでナイロンなどをラミネートして成形した後、タイベックなどと貼り合わせて製品化して注射針を1本1本いれる容器の裏側などに使われている(同社機能プラスチック製品部アロマーフィルム水澤直樹課長)という。

また同社がシェアNo.1を誇るコンドームと全く同じ製造方法を利用すれば、手術用手袋、内視鏡先端につけるバルーン、大型フィルム状のゴムやチューブ、極細の天然ゴム製チューブなども製造できる。

MEDTEC初出展の同社は、ブースでさまざまなサイズや形状の天然ゴム・ウレタン製薄膜製品とCPPフイルムを展示している。


オカモト株式会社

ブース番号:2204

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