2017/08/04
By:Medtec Japan編集部
旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社が販売するタイベック®は高密度ポリエチレンの極細長繊維を熱と圧力で結合させた高機能不織布で、米国デュポン社が開発し、1967年に商業生産が開始されてから今年で50周年を迎える。
デュポン社独自のフラッシュスピニング製法で製造されるタイベック®は、独特の構造を有しており、他の素材には見られない特長を持ち合わせている。他の多孔性材料(滅菌紙など)と比較しても、医療用滅菌包材に必要とされる強度(引裂・突刺強度)、水等の液体の進入に対する抵抗性、バクテリアバリア性、低発じん性、透気度、といった重要な特性を備えており、一般に使用されているほぼ全ての滅菌方法に適合している。また、米国で流通するクラスⅢ医療機器の約8割でタイベック®が使用されている。