シーメンスとKDDI、広域ネットワークサービスの導入で合意

ByMedtec Japan編集部

6月29日、シーメンスヘルスケア株式会社とKDDI株式会社は、シーメンスヘルスケアが提供している医療機器を遠隔で監視およびサポートを行うサービス「シーメンスリモートサービス」(SRS)の品質・セキュリティのさらなる向上を目的として、広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(KDDI WVS 2)を導入することで合意し、提供を開始したと発表した。

近年、ICT活用が進む医療業界において、情報セキュリティの対策が課題となっているが、KDDI WVS 2は、広域なネットワーク上でさまざまな付加価値を実現することが可能で、医療機関向け3省4ガイドラインにも対応するセキュリティ機能を持った広域ネットワークサービスだ。

医療機関は、KDDI WVS 2を経由したSRSの監視・サポート体制を構築することで、従来よりもインターネットとの接続ポイントを縮小し、今後はインターネットとの接続ポイントを通信キャリアであるKDDIが管理することで、より高度なセキュリティが確保できている環境下で、シーメンスヘルスケアからのサポートを受けることができるようになる。

また、医療機関内に設置されたMRIやCTなど、画像診断装置から得られる膨大な医用情報をビッグデータとして扱い、分析結果等の共有が可能なシーメンスヘルスケアのクラウドサービス「teamplay(チームプレイ)」もKDDI WVS 2との接続が可能。すでに画像診断装置を導入済みでteamplayの追加導入を検討する場合も、SRSのためのリモート環境があれば、回線の引き直しが不要で、医療機関側の負担を最小限に抑えながら高度なセキュリティのもと、teamplayの追加導入が可能となる。

両社は今後、シーメンスヘルスケアが装置を納入している全国の医療機関に対して、SRSのさらなるセキュリティ向上およびteamplayの導入を目的として、KDDI WVS 2導入を推進していくという。

シーメンスヘルスケア株式会社カスタマーサービス事業本部長 金原修氏のコメント:

「個人情報の保護など、セキュリティがますます重要視される医療機関においてITインフラの安全性を担保するのは、今や当たり前のこととなっています。さらにITやネットワークの発展・拡大により見込まれる医療サービスの価値の向上は計り知れず、今回のKDDIとの合意は、医療機関や患者にとって安心かつ高品質な医療をお届けしたいという当社の目的をかなえるものと言えます。私たちは引き続き、高品質で信頼のおける医療サービスの発展と展開を目指し、IoT時代を見据えた新たなサービスモデルの構築も検討していく予定です」。

KDDI株式会社執行役員 ソリューション事業本部 ソリューション営業本部長 佐藤司氏のコメント:

「今回の合意により、医療機器をセキュアなネットワークKDDI WVS 2で接続し、ワンストップで監視・管理する環境をご提供します。これにより、医療機関は高品質な医療の提供に専念いただくことができると考えております。今後はKDDIが持つモバイル回線やIoT基盤を利用したさらなる付加価値の提供を通して、今後もシーメンスヘルスケアと共に医療サービスの向上に寄与してまいります」。

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