フォトエッチングによる超精密加工を医療機器へ

ByMedtec Japan編集部

株式会社協成(本社:新宿区)はフォトエッチングによる超精密加工技術を強みとし、スマートフォンや自動車などの分野で機器の小型化を支えている。

フォトエッチングとは、金属などの材質を化学的に腐食させることで複雑・微細な形状を作り出す技術。レーザー、プレス、切削、電鋳などの加工法に比べ、(1)ミクロン単位での複雑で微細な加工、(2)バリや歪みなどがなく仕上がりがきれい、(3)様々な金属に対応可能、(4)金型不要のため低コスト・小ロット・短納期が可能、というメリットがある。

代表例として、同社のフォトエッチングがスマホ用高機能カメラの精密スプリングの製造に応用されており(右上写真)、同市場で世界トップシェアをほこっている。

フォトエッチングの特長が医療機器の部品製造に適していると考えられることから、医療機器業界への提案をはじめている。カテーテル用コアワイヤーでは、ロングテーパー加工にすぐれておりSUS、チタン、タングステン等を材質とし、高精度かつ微細径60umに対応可能。

また、立体材料にフォトエッチングを行う技術(3Dフォトエッチング)を使い、ワイヤやステント、パイプに各種加工(溝、穴、段、スリット等)が可能(左写真)。マグネシウム、チタン、SUS、アルミ等のパイプに対応する。

さらに、複雑レイアウトの多穴加工を施したチタンプレートや医療機器用電極、細胞培養用のプレート、マイクロ流路などでフォトエッチングを提案している。

その他、今回のMedtec Japanでは電鋳による超精密・微細チューブを展示。外径0.05mm、内径0.037mmのチューブを内面粗度を非常に細かく1,000mm仕様で実現している(右写真)。

今年は海外の展示会MD&M West(毎年2月、米国・アナハイムにて開催)にも出展し好評を得ている。医療機器分野で海外の取引先も積極的に開拓している。

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