医療機器の小型化、ウェアラブル機器開発に貢献するFPC、ゴム・樹脂製品

By: Medtec Japan編集部

NOKグループの日本メクトロン株式会社(本社:港区)はFPC(フレキシブルプリント基板)の先進企業として医療機器やヘルスケア用途のウェアラブル機器、ロボット向けに電子部品提供する。併せて、オイルシール大手のNOK株式会社(本社:港区)は、シール製品の他にFPCを含む電子部品や高機能ゴム・樹脂製品などを提供する。両社ともターゲットとするのは部品の小型化が進む医療機器を含む電子機器だ。

FPC(Flexible Printed Circuits)とは、絶縁性を持った薄く柔らかいベースフィルム(ポリイミド等)と銅箔等の導電性金属を貼り合わせた基材に電気回路を形成した基板で、薄く自在に曲げることができるため、電子機器内のわずかな隙間で立体的に配置することや、携帯機器のヒンジやHDDのアームといった繰り返し屈曲する可動部での配線を可能にする。現在では電子機器の小型軽量化・薄型化に欠かせない部品となっている。

FPCは各種センサ、状態表示機器、通信機器などの機器に組み込まれる。同社の代表的なFPCとして、片面・両面FPCのほか微細FPC(写真)などがあり、その薄さや軽さ、柔軟性、耐久性によって、近年さらに進みつつある電子機器の小型化、高機能化、複合化のニーズに対応する。

感圧FPCはFPC自体に感圧機能を持たせたもので、曲面に沿わせて貼ることができる。ロボットの腕に貼り、人が触ったことや障害物に触れたことを検出させたり、靴底に這わせどのような接地分布になっているかを検知させたりといった応用が考えられる。

曲げ感知FPCは無給電で曲げを感知し、金属基板よりも薄く軽く、立体形状に成形可能。各種センサ、ウェアラブル機器、入力インターフェースなどに応用できる。

ハイブリッドFPC(写真)は、従来のFPCに自己接着性があるエラストマーをモールドすることで、高い密着性により補強・保護・緩衝の効果が付与される。用途に合わせた形状・硬度の調整も可能。ウェアラブル機器に最適のFPCとなっている。さらに伸縮FPC写真、3D成形FPCを用意しており様々な形状の機器、ロボットといった新しいニーズにも対応する。

また、筋電も読取可能な世界初の生体信号用ゴム電極(電極)を開発した。従来の金属やゲルの電極では困難であった用途にも対応可能である。またFPCとゴムの技術を融合したゴムモールドICタグ(写真)では柔軟性を維持しつつ、防水・防汗性など耐環境性能も有しており、ウェアラブル機器などに対応可能である。

さらにNOKの密封・封止技術とゴム・樹脂部品の微細加工技術を生かしたマイクロ流体の自動注入化向け製品(写真)も提供。他にも、医療機器・関連機器で次世代の搬送ベルトとして期待される「アイアンラバーベルト」、フッ素系表面処理剤など各種産業で製品の高機能化に貢献する技術を展開している。

日本メクトロン株式会社:www.mektron.co.jp

NOK株式会社:www.nok.co.jp

■ ブース番号:6100

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