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バリエーションを増やしたユニークな多孔質炭素材料

バリエーションを増やしたユニークな多孔質炭素材料

高機能分野に特化したカーボン材料を提供する東洋炭素株式会社(本社:大阪市)では、独自開発のカーボン材料である多孔質炭素“CNovelTM(クノーベルTM)”のバリエーションを増やし、医療やバイオサイエンスを含む多分野への提案を行っている。

ByMedtec Japan編集部

クノーベルTMは、従来の多孔質材料に見られない構造を有するカーボン材料。特に、独自の技術により制御したメソ孔が構造内に多く存在し、メソ孔同士が繋がった「連通孔」と呼ばれる構造を特長とする。

これらにより、

1.様々な用途に最適な細孔のサイズ、容積を提供可能:細孔・構造設計の自由度が非常に高い製法を用いており、従来の多孔質材料にはない機能賦与を任意に制御することができる
2.吸脱着、分極などの応答性能に非常に優れる:連通孔が細孔内部への物質の内部拡散を促進
3.化学的な反応性を変えることが可能:表面の化学的種や官能基を制御できる製法かつ構造体

といった特長をもつ。11月に、従来のパウダー状に加え、顧客からの要望が多いシート、ペレット、インク形状も発売を開始し、性能を保持したまま使用用途に応じた形状を選べるようになった(下写真)。

4つの基本グレードを用意しており、比表面積300~1,800m2/g、全細孔容量~3.0mL/g、設計細孔径3.5~150nm、かさ密度0.08~0.2g/mLの範囲でカスタム設計も可能。吸着材、電極材、添加材、インク、フィルター材、分離材などとして応用できる。

これまでの材料ではできなかったウイルスやタンパク質、酵素の吸着や分離、保持などに使えるのではないかと同社では考えており、まずは試験的に使ってほしいと提案を積極的に進めている。

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