MEDTEC Online

【寄稿】真空固定具を用いた体動の抑制

【寄稿】真空固定具を用いた体動の抑制

医療機器総合商社の株式会社六濤(本社:文京区)では、検査や治療時の患者固定用としてオーストリア製の真空固定具(右写真)の販売を進めている。

By:小田嶋正(株式会社六濤 製造販売部長)

従来、山岳救助などに使用する固定具を医療用にアレンジした製品で、排気するだけで固めることができるため、MRI検査など長時間の静止が必要な検査・治療において患者の動きを抑えることができる。

独自の真空バルブにより簡単な排気操作で、しかもマルチ・チェンバ・システムの採用により患者を圧迫することなく固定することができる。

また、ポリウレタン製のカバーはソフトで肌触りが優しく、洗浄や消毒も容易に行える。

これらの特長から多くの病院で小児領域でのMRI撮影やCT撮影に使用されている。最近では鎮静剤を使用せずに新生児のMRI撮影を行っている病院も増えている。

小児領域だけでなく頭部や整形領域でのMRI検査にも多く使用されているが、患者の固定に関しては様々な用途での要望が出されている。

そこで真空マットレスタイプの製品化も行い、救命救急や放射線治療およびIVR(interventional radiology)などでの患者固定に使用されている。

カテゴリー: