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富士フイルム、細胞培養用培地添加剤のジャパン・バイオメディカル社へ出資

富士フイルム、細胞培養用培地添加剤のジャパン・バイオメディカル社へ出資

富士フイルムは、10月25日に、細胞培養用の培地添加剤を開発・製造・販売する株式会社ジャパン・バイオメディカル(本社:北海道河東郡音更町)と、同社の第三者割当増資を引き受け3,700万円を出資する契約を締結した。これにより同社全株式の19.8%を保有することになる。

ByMedtec Japan編集部

今回の出資目的は、高い細胞増殖性を実現するジャパン・バイオメディカルの培地添加剤「NeoSERA®」の国内独占販売権の取得と、各種細胞の培養に適した培地に「NeoSERA®」を組み合わせた新たな高機能培地の開発。今後、富士フイルムは培地のラインアップ拡充を通じて再生医療事業のさらなる拡大を図る。

効率的な細胞培養には、培地に加えて細胞増殖を促す培地添加剤が重要で、培地添加剤には血清を用いるのが一般的。血清は細胞増殖に必要な因子を多く含むウシ胎児の血液由来のものが広く使用されているが、一頭から採取できる血液の量が限られているため、均質な血清を大量に生産することが困難という課題があった。ジャパン・バイオメディカルは、成牛から細胞増殖に必要な因子を多く含む血液を採取する技術を確立。本技術を用いて血清を大量生産し、培地添加剤「NeoSERA®」として上市している。

「NeoSERA®」は、ウシ由来の血清でありながら、PMDAより再生医療製品の材料適格性の確認書を初めて取得している。間葉系幹細胞などの培養で優れた細胞増殖性を実現しており、今後、需要が拡大する臨床用途としても最適と考えられる。

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