アビオメッド、日本において補助循環用ポンプカテーテルの初症例の実施を発表

10月24日、日本アビオメッド株式会社は「IMPELLA補助循環用ポンプカテーテル」について、日本で最初の治療が行われたと発表した。

By:Medtec Japan編集部

「IMPELLA補助循環用ポンプカテーテル」(IMPELLA 2.5®およびIMPELLA 5.0®)は、心原性ショック等の薬物療法抵抗性の急性心不全を適応として承認されており、日本ではPMDAによる承認を最初に受けた唯一の、経皮的左心室補助循環デバイスだ。

使用方法としては、開胸手術をせず、経皮的/経血管的にポンプカテーテルを挿入し、左心室内に挿入・留置したポンプカテーテル先端の吸入部から血液を吸引し、上行大動脈に位置した吐出部から送り出すことにより、順行性の血液体循環を補助する。

心機能の回復が迅速に求められる患者に対し、低侵襲で心筋への負荷を軽減しながら順行性の血流補助を迅速に行うことで、血行動態の改善、心筋の回復をめざすことが可能となる。

日本初症例はIMPERA 5.0®により実施され、大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科学 澤芳樹 教授の指導の下、大阪大学医学部附属病院での治療が行なわれた。「心原性ショック等による急性心不全において、初期治療はその後の心機能や全身状態に大きく関与しており、非常に重要です。充分な循環補助を低侵襲に行えるインペラを適切に使用することで、今まで治療に難渋していた重症心不全症例に対してもより安全で効果的な治療が行えるようになると思っております。この治療法が患者さまやご家族にとって大きな福音になるように願いながら、適切な使用、およびその普及に尽力する所存です」と澤教授は述べている。

同製品は、日本において2016年9月に製造販売承認を取得し、2017年9月に保険収載された。2018年3月末までに日本国内の病院約10施設で製品を導入する予定。

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