MEDTEC Online

3Dプリンタによる医療用造形サービス

3Dプリンタによる医療用造形サービス

株式会社アピール(本社:青森県平川市)はStratasys社製3Dプリンタの販売と造形サービスの提供を行っている。「メディカルクリエーションふくしま2017」(10/25~26@ビッグパレットふくしま)では主に医療分野の3Dプリンタでの造形品を展示した。

By:Medtec Japan編集部

電気機械、精密機械器具などの製造・販売を行う同社では2014年にStratasys社のハイエンド3Dプリンタを導入。異なる物性、色の材料を混ぜられるため、硬さや透明度、色彩を変えた造形ができる。現在、Stratasys社OBJET500 CONNEX3、F370と3Dsystems社Projet 660Proを保有。

早くから医療分野でのニーズに注目し、病院やクリニック、研究機関向けに造形サービスをはじめた。

イヌの腰椎モデルでは骨と椎間板の異なる硬さを一体造形で再現している(左写真)。小型犬の椎間板は非常に薄いためトレーニングが難しいので効果的に学べるモデルが欲しいという獣医師の要望に応えた。

ヒト用でも教材やトレーニング用臓器モデル、術前計画・シミュレーションのためのモデル、患者説明用モデルなどを作製している。例えば、頭頸部のがんの術前シミュレーションモデル、ギブス作製のために患者の足のモデルなどの経験がある。

現在、手術支援目的での実物大3Dモデルの作製には、限られた手術を対象に2,000点(=2万円)の診療報酬が算定されるが、患者の画像データの取り込みから造形までをこの金額でカバーできるかという点が課題と感じている。特に材料代や造形後の磨き工程のコストなどが大きいという。

同社はStratasys社の販売代理店として3Dプリンタの販売も行っている。販売から造形サービスを通じて、ノウハウを生かして顧客の要望に応じて様々な提案ができるのを強みとしている。

カテゴリー: