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慶大、リアルハプティクスの応用事例を展示

慶大、リアルハプティクスの応用事例を展示

力触覚を機械・ロボットで再現するリアルハプティクス技術の開発を進める慶應義塾大学ハプティクス研究センター(大西公平センター長)(関連記事)は、CEATEC Japan 2017(10/3~6@幕張メッセ)で企業との共同研究開発による応用事例などを展示した。

数枚重なった柔らかいカップを触覚を頼りに
1枚だけ取り出している

ByMedtec Japan編集部

身体感覚を伝送する双腕型ロボット「General Purpose Arm」は、力触覚に加えて視覚、聴覚、移動感覚を操作者とロボット間で伝える。デモではペットボトルをコップに注ぐ動作を遠隔で行った(右写真)。時間・空間を超えた行為の記録や再現ができるため、産業用の他、自立支援やリハビリといった福祉介護用途、さらには遠隔での触診など医療応用の可能性もある。

また、物の柔らかさなどを瞬時に判断する運搬システムを展示(左写真)。カメラで位置を捉え、物をつかんだ瞬間に柔らかさや大きさ、重さといった物理特性を数値化し識別する。腐った果実の判別(選果作業)などへの応用が期待される。

さらに、液体中で回転させて粘度測定に使えるセンサや、リアルハプティクス技術をシステムLSI化した「ABCコア」とそれを搭載したポータブル力触覚デバイスを展示。今回ブースでは数十社が共同研究開発企業として企業名を開示していたが、他にも多くの企業との連携が進んでいるという。大学発未来技術の着実な歩みに期待したい。

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