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アークレイ、病院検査業務の効率化や緊急検査をサポートする全自動尿分析装置を発売

アークレイ、病院検査業務の効率化や緊急検査をサポートする全自動尿分析装置を発売

9月19日、アークレイ株式会社は全自動尿分析装置「オーションマックス AX-4061」を発売した(右写真)。

ByMedtec Japan編集部

本装置では、尿定性検査の項目に加え、生活習慣病のひとつである慢性腎臓病(CKD)の早期発見に有用な尿中蛋白/クレアチニン比、糖尿病腎症の指標である尿中微量アルブミン/クレアチニン比を全自動で測定できる。また、専用ラックを用いた微量検体測定や採尿カップからの直接測定機能を新たに搭載し、病院検査業務の効率化や緊急時の検査をサポートする。

「オーションマックス AX-4061」は、販売中の「オーションマックスAX-4060」の後継機種で、検査現場のニーズに応える新機能を追加した全自動尿分析装置だ。尿中のブドウ糖や蛋白、潜血など尿定性検査の最大14項目の測定に加え、尿中蛋白/クレアチニン比と尿中微量アルブミン/クレアチニン比を同時に算出することができ、CKDや糖尿病腎症の早期発見に有用な尿定性検査結果を提供する。

また今回新たに、専用ラックでの微量検体測定や採尿カップからの直接測定機能を搭載。これにより、煩雑な検査業務の効率化を図り、緊急検査の場合でも速やかに測定することが可能になった。さらに、検体の攪拌機能を追加。検体中の有形成分の沈降による影響を低減し、検査データの信頼性向上に寄与する。

アークレイは、1972年に世界で初めて尿検査の自動化を成功させて以来、約40年にわたり全自動の尿定性検査装置や尿試験紙、検査データ管理システムを市場に投入してきた。今後も尿検査をトータルにサポートするべく、検査業務の効率化やデータの信頼性向上に寄与する新たなソリューションを開発・提供していくという。

● 製品の特長

  • 簡便・迅速測定
    検体(尿)の入ったスピッツ管をサンプルラックにセットするだけで、簡単に検査を実施できる。測定後、90秒でファーストレポートを出力する。
     
  • CKDや糖尿病腎症の早期発見に寄与
    CKDの早期発見に有用な「尿蛋白/クレアチニン比」と糖尿病腎症の指標となる「尿中微量アルブミン/クレアチニン比」の測定を行うことで、精度の高い腎疾患スクリーニングが可能。
     
  • 微量検体測定をより簡便化
    検体はノズルで吸引され、各試験紙に定量点着されるため、少量検体(最低量2mL)でも測定できる。さらに通常の半分の検体量(1mL)で測定できる「微量検体モード」を搭載。新機能の微量検体専用のラックを使用することで、連続自動測定が可能となった。また、「微量検体モード」と「通常検体モード」はラック毎に設定・自動切換えが可能。
     
  • 採尿カップからの直接測定に対応
    採尿カップから直接検体を吸引・測定できる「カップスタットモード」を新たに追加。夜間や緊急時でもスピッツ管へ分注せず、採尿カップのまま効率的に測定することができる。
     
  • 検体撹拌機能を追加
    新機能の検体撹拌機能を使用することで、検体成分の沈降影響を低減した測定が可能となる。
     
  • 2種類の試験紙に対応
    専用の試験紙「ユリフレットS-U シリーズ」「オーションスティックス10PA」を使用し、尿定性検査5~11項目に対応。任意の2種類の試験紙を搭載でき、最大400 検体の連続測定が可能。測定時にはバーコード管理もしくはラックを分けることで使用する試験紙を変えることができる。
     
  • 操作性を向上
    操作パネルに7インチカラータッチパネルを採用し、測定結果や装置の状態、操作方法を日本語のメッセージで表示する。ゴム手袋を装着したままでも操作でき、優れた操作性を誇る。
     
  • 日常のメンテナンスも簡単に
    ​検体が付着する部分を簡単に取り外し水洗いができるため、いつでも衛生的に使用できる。

<オーションマックス AX-4061の概要>

名称 全自動尿分析装置 「オーションマックス AX-4061」
発売日 2017年9月19日(火)
仕様  
測定対象 尿
測定項目 Glu(ブドウ糖)、Pro(蛋白)、Bld(潜血)、Bil(ビリルビン)、Uro(ウロビリノーゲン)、pH、Ket(ケトン体)、Nit(亜硝酸塩)、Leu(白血球)、Cre(クレアチニン)、Alb(アルブミン)
比重、色調、濁度(装置) 
演算項目Pro/Cre比、Alb/Cre比 
使用試験紙 ユリフレットS-Uシリーズ、オーションスティックス10PA
試験紙反応時間 約60秒
試験紙収納数 最大400枚 (200枚×2フィーダ)
必要検体量 通常検体モード2mL以上、微量検体モード 1mL以上、カップスタットモード10~100mL
処理速度 最大225検体/時間
データ記憶数 通常測定2,700テスト分(うちコントロール測定200テスト分)
表示器 7インチWVGAカラータッチパネル
外形寸法 530(幅)×530(奥行)×550(高さ)mm
重量 約45kg (本体およびサンプラーユニット) 
消費電力 最大150VA以下
販売価格 希望納入価格 8,000,000円(税別)
届出番号 25B1X00001000056
分類 クラスⅠ(一般医療機器) / 特定保守管理医療機器
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