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痛みがなく、かざすだけで血糖測定できるアボットのFGMシステムが保険適用

痛みがなく、かざすだけで血糖測定できるアボットのFGMシステムが保険適用

9月1日、アボット ジャパン株式会社は、500円玉大の小型の丸いセンサーを上腕後部に装着することで血糖測定を測定する糖尿病患者向けのフラッシュグルコースモニタリング(FGM)システム「FreeStyleリブレ」が同日より日本で保険適用となることを発表した。

ByMedtec Japan編集部

 

左:リーダー、右:センサー

「FreeStyleリブレ」は、極細のフィラメントを皮下に挿入することで組織間質液中のグルコース値を記録するセンサーと、その測定値を読み取り、表示するリーダーから構成されている。センサーはグルコース値を毎分測定し、最長14日間まで装着可能。

また本システムのセンサーは、指先穿刺を伴うキャリブレーションが不要。リーダーをセンサーにかざしてスキャンするだけで、痛みを伴わずわずか1秒でグルコース値を測定できる。時間や場所を問わず、1日に何回でも、グルコース値を測定することができるほか、衣服の上からでもスキャンできるため、人目を気にせず測定することができる。

従来の指先穿刺を必要とする血糖自己測定器のみの使用と比べ、本システムを使用することで、14日間のグルコースプロファイルを入手することが可能になる。測定されたデータは、専用ソフトウェアで読み込むことで、グルコース値や変動データを、実用的なトレンドやパターンで表示するAGP(Ambulatory Glucose Profile)とよばれるレポートに作成することができる。これにより患者は自身のグルコースレベルをこれまで以上に把握することができるようになるほか、医療従事者は、患者の状態を深く理解し、治療方針の判断に役立てることができる。

「FreeStyleリブレ」は、2014年に欧州で発売されて以来、39カ国以上で提供され、世界で35万人以上の糖尿病患者に使用されている。5万人以上のユーザーから得られた実際の使用例から、本システムを使用している患者は、1日平均16回グルコース値を測定していることが分かった。また、頻回に測定する患者ほど、低血糖の時間が短いことが示されている。

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