MEDTEC Online

透視画像処理技術とネットワーク機能を強化したX線TVシステム

透視画像処理技術とネットワーク機能を強化したX線TVシステム

ByMedtec Japan編集部Shimadzu_flexavision_HB

7月26日、島津製作所は、新しい透視画像処理技術によってクリアな画像の取得を実現するとともに、ネットワーク機能の強化でさらに効率的なシステム運用が可能になったX線TVシステム「FLEXAVISION HB package eXceed edition(フレクサビジョン エイチビー パッケージ エクシード エディション)」と「FLEXAVISION FD package eXceed edition(フレクサビジョン エフディー パッケージ エクシード エディション)」を発売した。

本製品は、画像の各画素ごとに検出した被写体の動きに合わせてノイズを効率良く低減する透視画像処理技術と、その処理をリアルタイムで高速に行う新開発のハードウェアを搭載し、被写体の動きによる残像感の少ないクリアな透視画像の取得が可能になった。また、X線信号から画像濃度を自動調整する機能の最適化により、X線量はそのままに現行製品との比較で最大15%厚い被写体を透視可能となった。さらに、医用デジタル画像や通信に関する国際標準規格DICOMに従ったネットワーク機能を強化し、より効率的なシステム運用を可能にしている。

顧客は、用途や院内での運用方法に合わせて、速写機能に対応するワイヤレスFPD(flat panel detector)やCRカセッテ、フィルムも使用可能な「FLEXAVISION HB package eXceed edition」とI.I.デジタルラジオグラフィ専用の「FLEXAVISION FD package eXceed edition」を選択できる。

X線TVシステムは、消化管や胸部、腹部などの検診から整形領域やリハビリなどの専門検査まで、様々な目的で使用されるが、フレキシブルに活用できることをコンセプトとする島津製作所製のX線TVシステム「FLEXAVISION」シリーズは、診療所から専門的な基幹病院まで、国内外の多くの施設で稼働している。同社は、強みである画像処理技術によってさらに高精度な検査への貢献を目指すとともに、診療所などを含む幅広い医療施設で近年急速に進む施設内のIT化に合わせて、効率的に運用できるシステムや装置の開発を進めている。

● 新製品の特長

1. 残像感の少ないクリアな画像を取得可能
透視画像の画素ごとに動きを検出してそれぞれのノイズを低減するリアルタイム動画像処理技術や大容量のデータを高速で処理できる新開発のハードウェアにより、リアルタイム性を損なわずに残像が少なくクリアな画像の取得が可能になった。また、ゲイン(画像変換時の画像濃度を左右するX線の入出力信号の増幅比率)を自動調整する機能の最適化により、X線量はそのままにカバレッジ(透視可能な被写体の最大厚さ)が現行製品比で最大15%アップし、被写体厚が大きくなる検査部位の観察がしやすくなった。

2. 国際標準規格DICOMに従ったネットワーク機能を強化
医用デジタル画像や通信に関する国際標準規格DICOMに従ったネットワーク機能を強化し、撮影条件や各検査における被検者の被ばく線量を管理システムに送信できるMPPS機能およびRDSR機能を追加した。これらの機能の追加により、患者情報の入手から撮影条件の設定、撮影後の画像保管、被ばく条項の管理まで、院内ネットワークを経由したトータルなシステム運用が可能になり、業務の効率化が図れる。

3. 操作性に優れるユーザーインターフェース
同社X線TVシステムの上位機種「SONIALVISION G4(ソニアルビジョン ジーフォー)」に操作感を合わせる形でソフトウェアのユーザーインターフェースを一新したことで、より直感的かつわかりやすい操作が可能になり、検査に集中することができる。

価格 2,850万円~(税別、システム構成により異なる)
【製造販売認証番号】(医療用)
218ABBZX00202000 据置型デジタル式汎用X線透視診断装置
据置型デジタル式汎用X線診断装置
据置型アナログ式汎用X線診断装置
電子管出力読取式デジタルラジオグラフ
X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ
[X線テレビシステム FLEXAVISION]
カテゴリー: