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ナースカート搭載型のバイタルデータ取得端末を発売

ByMEDTEC Japan編集部

島津エス・ディー株式会社(本社:京都市)は、病院などの医療施設での看護師によるバイタルデータ入力業務の負荷軽減、作業の効率化に貢献するナースカート搭載型の「バイタルデータターミナル NC」を7月12日に発売すると発表した。

「バイタルデータターミナル(VDT)」は、患者の体温や血圧、脈拍、動脈血酸素飽和度(SpO2)、血糖値などのバイタルデータをNFC通信対応測定機器で測定後、機器を「VDT」の読み取り部にかざすと測定データを自動で取り込む端末。専用の検知用タグを身に着けた近くの患者および看護師を「VDT」が自動で検知し、バイタルデータと紐づけて電子カルテへ送信できる。メーカーを問わず、NFC通信に対応する測定機器で取得したデータの取り込みが可能だ。

京都大学医学部附属病院では、一般病床の各ベッドに1台を基本に設置された同社のベッドサイド固定型「VDT」が2016年5月から運用されている。看護師によるバイタルデータ入力の手間が減っただけでなく、転記ミスや患者の取り違えに対するリスクも低減されたという。

今回発売の「バイタルデータターミナル NC」は、より多くの医療現場で使われることを目指し、ナースカートへの取り付け式にしたことで、少ない台数での運用を可能にした。ベッドサイド固定型「VDT」は、対応するベッド上の患者を検知し、登録されていたベッド情報と照合して患者を特定するのに対し、本製品は、端末を取り付けたカートでベッドに近づくと、ベッド上の患者を検知するとともに、あらかじめ各ベッドに取り付けた電子タグも自動で読み取ってベッド情報を取得することで患者を特定する。なお、本製品を搭載済みの専用ナースカートも同時に発売する。

新製品の特長

1.患者情報とベッド情報の双方を自動検知して患者を特定
端末を取り付けたカートの前方から約3mの範囲で、専用の検知タグを身に着けた患者を自動検知する。また、ベッドに取り付けた電子タグから約30cmの距離で電子タグを読み取ってベッド情報を取得する。患者とベッド双方の情報を照合することで患者を特定できる。オプションで、従来のバーコードを読み取る方法を通じた運用も可能。

2.導入済みの測定機器やナースカートを利用して運用可能
NFC通信に対応する測定機器であればバイタルデータの取り込みが可能なため、病棟ごとに使用する測定機器の製造元が異なる場合でも、病院全体での導入や共通の運用が可能。また、端末は、専用の取付具によって一般的なナースカートに容易に取り付けできる。各パーツがセパレート式になっているため目立たず、ナースカートの作業スペースも確保可能だ。日頃使用されているナースカートと同数からでも運用できる。

3.電子カルテへのデータ送信
測定機器から取り込んだバイタルデータや検知した患者情報、看護師情報は、PCもしくはスマートフォンにインストールしたデータ確認専用の標準付属アプリケーションで確認後に、電子カルテへ送信できる。電子カルテシステムに本製品のシステムを組み込むためのアプリケーションの構築や、電子カルテとのデータ連携など、医療施設に合わせたカスタマイズもオプションで対応可能だ。

「バイタルデータターミナル NC」の価格:20万円(専用取付具含む、税別)
「バイタルデータターミナル NC」組み込み専用ナースカートの価格:35万円(税別)
販売計画:発売から1年間で「バイタルデータターミナル NC」単体で国内300台

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