アボット、新しい経カテーテル大動脈弁の日本国内の治験で初の植込みを実施

ByMedtec Japan編集部

3月23日、アボットはリポジショニング可能なPortico(TM)経カテーテル大動脈弁システム(右写真)の日本における治験で、最初の患者への植込みを行ったことを発表した。

この治験は、完全留置までのポジション調整可能な初の大動脈弁であるPortico(TM)経カテーテル大動脈弁システムを評価するもの。症候性の重度大動脈弁狭窄症の患者で、開心術のリスクが高いか、開心術の対象外の患者が対象となり登録されている。

Portico(TM)はカテーテルを用いて大腿動脈などの動脈から心臓に送られる。デリバリーシステムから解放する前に、植込み部位での完全なリシース(弁をデリバリーカテーテルに戻すプロセス)、リポジショニングまたは回収が可能だ。

初となる植込みは、3月21日に大阪大学医学部附属病院で実施された。治験責任医師である澤芳樹氏(大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科学主任教授)は、「Portico(TM)は、リシース、リポジショニングまたは回収を完全に行えることが大きな特徴です。これは、特にリスクの高い患者様への弁の正確な留置や合併症低減に有用です」と述べている。

本治験は前向き多施設無作為単一群治験で日本国内5施設で実施される。Portico(TM)は欧州では既に4種類のサイズでCEマークを取得しており、米国では現在FDA承認取得に向けて治験中だという。

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