MEDTEC Online

国産の脊椎固定システム「RENGスパイナルシステム」:イノベーション大賞一次審査通過

国産の脊椎固定システム「RENGスパイナルシステム」:イノベーション大賞一次審査通過

By: Medtec Japan 編集部

脊椎固定手術に用いられるインプラントや器具では外国製が市場を席巻しているなか、“made in Japan”にこだわり、異業種参入を含む中小5社が共同開発した。中小企業連携でクラスⅢを実現したことは注目すべきであり、外国製に劣らない品質の代替品として今後の展開も期待される。

(以下は応募資料より抜粋)


【製品の特長】

中小ものづくり企業5社が各技術を持ち寄って開発した国産の医療機器である。革新性、先進性はないものの高度かつ多くの実績に裏打ちされた安定性のある技術で海外製品に劣らない品質を実現した。開発着手から上市までを3年3カ月で実現し、一部のユーザー向けの販売ではなく、全国展開を行っている。開発5社でパートナーシップ協定を結び、本開発品を共同事業として製造・販売を行っている。

開発品が医療機器に該当するため、中小企業にとって商品化のハードルは高く、全国的に見てもこれを実現した例は多くない。その中でもさらにハードルの高いクラスⅢの承認を取得した。

【開発の背景】

リーダー企業が新たに開発を計画した商品が、当時自社単独の技術では実現が難しいと考え、必要な技術を有するものづくり企業に共同開発をよびかけたのが本プロジェクトのはじまり。

中小ものづくり企業による国産医療機器開発の機運が高まっている中でもあり、本開発を通じ、各社のポテンシャルの開花、技術力の向上を目的とした。

リーダー企業の呼びかけに応じた4社により、2014年6月に開発を開始、目指す商品の研究、開発品の設計協議、試作、評価、二次試作などの活動を行った(一部、ふくしま医療福祉機器開発補助金の支援を受けた)。

並行して販売店との交渉、契約、その他上市するために必要な法的要求事項への対応など、“つくる”こと以外は全てにおいて初めてづくしだったが、都度、メンバー間で協力し、商品を完成するに至った。

3年間で実に50回以上の会議を開催し、実質的な企業連携で開発を行った。

【会社概要】

本製品は、中小企業5社がパートナーシップを組み“made in Japan”を世界へと目指し手に手をとり日本発のスパイナルシステムの開発のために立ち上げたチームプロジェクトの成果である。

チームの中心を担う(1)信用と信頼の厚い決して妥協を許さない100年の老舗医療機器メーカー『田中医科器械』、(2)自動車レース部品製作で技を磨き上げたチタン加工のプロフェッショナル『スズキプレシオン』、(3)こだわりの工具をつくり続け80年、精巧なドリル、リーマを生み出す『東鋼』、(4)カメラ等の精密加工でその技を磨き抜いた『奈良精工』、(5)日本の自動車部品業界をリードし支え続ける『湯原製作所』、以上5社からなるチーム名は、各社が最強の技を持ち寄って連なるという“連”の意味で『RENG』(レン)としている。製品名もこれに由来する。


■ Medtec Japan 2017 ブース番号

  • 株式会社スズキプレシオン:2409
  • 株式会社東鋼:2707
  • 奈良精工株式会社:2505
カテゴリー: