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santecのSS-OCT方式の白内障用眼内計測装置「ARGOS」:イノベーション大賞一次審査通過

santecのSS-OCT方式の白内障用眼内計測装置「ARGOS」:イノベーション大賞一次審査通過

By: Medtec Japan 編集部

白内障に対する眼内レンズ挿入手術にはレンズの度数計算を行うため眼内計測が必要である。「ARGOS」は光干渉計測の中でも高精度なSS-OCT方式を用いる計測装置で、水晶体混濁が進んだ重度の白内障にも高い測定成功率をもたらす上、全眼球イメージングを可能にしている。

(以下は応募資料より抜粋)


【製品の特長】

加齢等による水晶体混濁による視力低下の治療として、IOLと呼ばれる眼内レンズ挿入手術がある。メガネやコンタクトレンズのようにIOLもレンズ度数計算を行い視力の調整を行う。その際、眼内の角膜頂点から網膜までの各眼構成部位の厚み等の計測を行い、IOL度数計算に使用する。

現在この眼内計測に光干渉計測が主流となっているが、ARGOSはなかでも最も高感度・高速で計測できるSS-OCT(波長掃引型光干渉断層画像)方式を採用した。

水晶体混濁が進んだ重度白内障では従来のOCTでは測定が難しく、測定精度の劣る超音波測定を用いるため適切なIOL度数が選定できず、手術後にメガネ等で視力矯正することもあることが課題であった。

ARGOSは、SS-OCT技術とこれまで培ったオプトエレクトロニクスを用いることで測定成功率向上させ課題解決に迫っている。加えて、白内障計測用装置としては、世界で初めて角膜頂点から網膜までを一気に画像取得した全眼球イメージングを実現させている。

【開発の背景】

同社は医療機器メーカーにOCT光源を提供してきた。OCT技術は画像化することで有用性が高まるが、白内障診断機器で測定結果を画像表示する装置がなかったことから、それを開発すれば高品質の医療を提供でき患者のQOL向上につながると自社開発をスタートした。2016年5月に販売を開始した。

実際、SS-OCT技術で2次元画像表示するARGOSによる計測は、測定成功率の向上だけではなく、MRIやレントゲンのように眼内状態を視覚的に確認できることが有用だ。例えば、複数の眼疾患を持っている患者の場合には、測定が成功しないこともある。そのような場合にも、画像で見えるから安心して判断する事ができる。

【会社概要】

同社は1979年に創業し、主に光部品関連事業、光測定器関連事業を中心とした開発型ベンチャー企業である。国内外の大手光通信業者をメイン顧客として事業を行っており、光関連のコア技術を複数保有している。2005年にOCT用光源を世界で初めて製品化し、国内外の医療・産業装置メーカーに製品供給を開始した。OCT関連特許を多数保有している。


■ Medtec Japan 2017 ブース番号:3312

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