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キヤノン、東芝メディカルの買収完了

キヤノン、東芝メディカルの買収完了

ByMedtec Japan編集部

12月19日、キヤノン株式会社(本社:大田区)は、東芝メディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市)の株式取得について、所要の競争法規制当局のクリアランス取得が完了したため、東芝メディカルの株式取得(子会社化)を行うことを取締役会で決議したと発表した。

今年3月に発表(関連記事)された株式等譲渡契約時に子会社化の条件となっていた各国・地域の競争法規制当局からのクリアランス取得が完了したため、キヤノンは新株予約権を行使して東芝メディカルの株式を取得する。

キヤノンは2016年より推進する新5カ年計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズVにおいて、「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」ことを基本方針としている。特に重要戦略と定めている「新規事業の強化拡大と将来事業の創出」において、「安心・安全」領域におけるヘルスケア事業を次世代の柱の1つとして成長させたいと考えている。

東芝メディカルは、医療機器業界においてグローバル有力企業の1つ。特にコンピューター断層撮影装置(CT)システムにおいては日本で圧倒的首位にあり、グローバルにもシェアを確実に高めている。加えて、X線診断システム、磁気共鳴画像装置(MRI)システム、超音波診断システム、核医学診断システムまでをカバーする業界随一の幅広い製品群を有する。また、最先端の医療画像ソリューションや個別化医療に向けた体外診断事業にも取り組んでいる。

発表によると、今回の東芝メディカルの子会社化により下記を中心とした効果が期待できるという。

1.新分野への進出の加速

キヤノンおよび東芝メディカルが有する経営リソースを最大限活用することで、東芝メディカルが強みを持つ画像診断をコアに、M&Aを含めた戦略投資を通じ、体外診断事業および次世代医療ITなどのさらなる事業強化、バイオメディカル事業の強化を推進することが可能と考えられる。また、キヤノンが有するビジネスポートフォリオやパートナーシップを活用することで、医療機器分野においてさらなる飛躍をしていくことが期待できる。

2.生産技術の共有によるさらなる品質向上

高い生産技術を有するキヤノンと、製品開発に優れた東芝メディカルが手を組むことで、精密設計・微細加工技術の提供、生産体制の最適化、品質向上への協働を通して東芝メディカルの製品力のさらなる強化が期待できる。市場において価格競争力のある製品の販売を実現するだけでなく、経営の効率化によって創出した資金を次世代医療機器への開発投資へと循環させ、ヘルスケア事業を発展させることができる。

3.開発力強化による事業領域の拡大

キヤノンは独自のX線高速動画センサー技術をはじめとするイメージングデバイスおよびその要素技術、国家プロジェクト(ImPACT)に選ばれた光超音波トモグラフィー技術や医療用ロボットシステム技術、低侵襲技術などを有する。このキヤノンの持つ技術と東芝メディカルが有する研究開発力を生かし、共に技術開発を進めていくことで、今後、グループとして革新的な新製品やサービスをグローバルに提供していくことが期待できる。

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