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細胞凍結・融解を1台で

細胞凍結・融解を1台で

ByMedtec Japan編集部

細胞の培養には、凍結保存された細胞を融解して処理を行い、再び凍結させるといった作業が伴う。融解には湯のウォーターバスやヒーター、凍結には冷凍装置というように通常は2つの手順は別の装置で行うが、研究者にとっては手間もかかり気も使わなければならない工程である。特に湯を使って融解する場合には湯の中でアンプルを振る必要があり、湯がアンプルに混入するリスクもある。

この点に着目し、融解と凍結を1台で自動で行えるようにしたのがテック・ワーク株式会社(本社:京都府長岡京市)の細胞凍結・融解プロトコル装置プロトタイプ(下写真)だ。

装置外観 最大まで冷却した状態

凍結プロトコルでは通常-80℃(最大-128℃)まで冷却し、融解プロトコルでは30分程度で37℃まで温度を上げる。計量・小型で持ち運びも可能。まずは研究者に提案し改良を重ねていきたいと考えている。

同社はもともと板金加工や塗装で創業したが、理化学機器や測定機器のOEMを増やし、近年ライフサイエンス分野などで自社設計・開発製品を模索してきた。研究者の声を聞いて開発を進めている。

他にも、細胞培養(37℃)と細胞の積層や転写(20℃)といった処理を1台で行える装置を開発。ペルチェ冷却とヒーターによる温度制御とし、クリーン環境に配慮し冷却ファンをなくし課題を解決。安全キャビネット内でも作業もでき、他の装置とも連携が可能なアクリルカバーを使用している。

同社は「京都ライフサイエンス・ビジネス商談会 in 本郷」(本郷展示会)に出展。再生医療への進出を目指す医療機器メーカーや研究者とのさらなる連携を目指している。

製品に対する問い合わせ

テック・ワーク株式会社新商品企画室 担当:長谷川利英
Tel:075-924-1333
Email:t-hasegawa@techwork.co.jp

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