カテーテルアブレーション時の心臓マッピングシステムを上市

ByMedtec Japan編集部

11月2日、セント・ジュード・メディカル株式会社(本社:港区)は、カテーテルアブレーション時の心臓マッピングをより迅速かつ正確に提供するEnsite Precision™心臓マッピングシステム(右写真)およびAdvisorサーキュラーマッピングカテーテルSEの製造販売承認を取得、日本で上市することを発表した。

新しいEnSite Precision™心臓マッピングシステムは、同社の電気生理ポートフォリオの最新製品で、心拍リズムの異常(不整脈)を有する患者の治療において、心臓マッピングの自動化、柔軟性およびより正確さを提供するように設計されており、複雑な不整脈診断を容易にする。欧州では100以上の施設で設置・使用されており、今年1月にCEマークを取得後、何千もの症例で使用されている。

医師が異常な心拍リズムの治療でカテーテルアブレーションを行う場合、アブレーションカテーテルの先端にあたる心臓組織の小領域が高周波エネルギーによって加熱され、焼灼巣つまり小さなやけど痕が作られる。結果として、この組織は不整脈を伝える/持続することができなくなる。

心臓マッピングは心臓のライブビューを表示することから、医師は心臓の解剖学的構造を視覚的に理解しながらカテーテルを進めることで、より正確にアブレーション療法を実施することができる。新しいEnSite Precision™心臓マッピングシステムは、デュアルテクノロジーを用いた新しいプラットフォームを提供し、詳細な解剖学的モデルとマップを表示することによって、治療の指針となるばかりでなく、心房細動または心室頻拍などの複雑な不整脈を含む様々な不整脈をより効率的に治療することができる。

EnSite Precision™心臓マッピングシステムには柔軟性があり、ワークフロー効率を高める。医師は新しいAdvisorサーキュラーマッピングカテーテルSEを使って心腔内マッピングを最適化し、手順をカスタマイズすることで各症例の状況に対処することができる。AdvisorサーキュラーマッピングカテーテルSEは、先進的なハンドリングと操縦性を目的に設計されていることから、インピーダンスフィールドの柔軟性および磁場の安定性をもって、正確なナビゲーションおよびモデル作成が可能。また、EnSite Precision™心臓マッピングシステムによって、最低限の蛍光透視法を用いたリアルタイムでのカテーテルナビゲーションの実現が可能なことから、患者や医療従事者が過度のX線に曝されることに関連したリスクの可能性を低減することができる。

同社は、10月31日に新たなイリゲーション型アブレーションカテーテルであるTactiCath™ Quartzアブレーションシステムの製造販売承認も取得(関連記事)。電気生理(EP)事業を急速に成長している部門の1つとしており、シームレスに併用できるEP製品ポートフォリオとして提案していく。

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