コミュニケーションロボットを介護施設に

By:Medtec Japan編集部

NTT東日本は、クラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を介護施設向けに9月1日より提供開始している。HOSPEX Japan 2016(10月26~28日@東京ビッグサイト)ではコミュニケーションロボットのSotaとともにサービスを展示した(右写真)。

ロボコネクトの基本機能は、Sotaとおしゃべりできるコミュニケーション機能、Sotaがカメラマンになるカメラ撮影機能、Sotaを通じて通話する遠隔通話機能の3つ。

コミュニケーション機能では、特定の会話のシナリオに加え、雑談機能をクラウド上に用意している。音声認識・合成エンジンといったNTTグループのAI関連技術「corevoTM(コレボ)」を活用したもので、会話機能は日々向上する。

カメラ撮影機能では、Sotaに呼びかけるだけで写真を撮り利用者専用ページに保存できる。

遠隔通話機能では、離れた場所のPCでSotaのカメラで映した映像を見ながら対話ができ、PC側からSotaの顔を動かしカメラをコントロールすることができる。

普段はおしゃべり機能を使い、時々離れた家族と通話するという、介護支援や見守りサービスとしての利用を想定している。

オプションとして、Sotaがモニターのコンテンツ映像(回想、体操、歌、ゲーム、脳トレなど)に合わせて動いたり、話したりすることでレクリエーションの進行を補助するアシスタント機能と、Sotaが自動的にレクリエーションを進行する自動進行機能「Sotaレク」を用意している(キューアンドエー株式会社の提供)。

SotaはWi-Fiでクラウドにつながるため、様々な機能を追加していけるのが特長だ。例えば、「踊って」と話しかけると踊る機能、カメラで捉えた顔を記憶し名前と一致させる顔認識機能を11月に実装予定。顔認識機能を使えば個人への呼びかけや、その人に合ったおしゃべりが可能になる。導入施設での要望に応じるケースも多く、実際レクリエーション中に顔認識によって個人に呼びかけてほしいという要望があったという。

基本機能のみだと、初期費用(契約料800円/1ユーザ、サーバ登録料1,000円/1ライセンス、Sota本体価格100,000/1台)に加え、毎月3,000円/1ライセンスで導入できる。また、オプションの「Sotaレク」は、初期費用(セットトップボックス20,000円/1台、設置・設定費用30,000/1台)に加えて年間14,400円で利用できる(価格はすべて税抜)。

2015年に行った4施設での実証実験では9割の介護スタッフが負担軽減につながったと回答し、9割の介護スタッフが介護レクを実施しやすくなったと回答した。職員の負担軽減や利用者のQOL向上を目指す施設で導入が進むことが期待される。

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