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フィリップスのポータブル超音波装置が米国で適用拡大(海外情報)

フィリップスのポータブル超音波装置が米国で適用拡大(海外情報)

昨年(2015年)に承認されたフィリップスのアプリベースのポータブル超音波装置、Lumifyは今や、心臓、腹部、産科婦人科、救急に用いられることになった。

ByNancy Crotti(オリジナルの英文記事はこちら

ロイヤルフィリップスはLumifyを心臓用のトランデューサ(プローブ)として使用するための認可をFDAより取得し、以前認められた病院のサブスクリプションによる利用ができることになった。

同社のリリースによると、タブレットのアプリで使用できるLumifyは今や、心臓、肺を含む腹部、産科婦人科、救急で使用できるようになる。また、ポケットサイズで軽量のプローブは、高い感度と高解像度の2D画像を作り出す。Lumifyはフィリップスの最初の携帯用超音波機器であり、救急車や救急医療における信頼性が評価されている。また、同社のS4-1プローブはケーブルと合わせて152gでありスマホよりも軽量だ。さらに、クラウド上でPACSなどのネットワークと連携できる。データはクラウドベースのITインフラである“Philips HealthSuite Digital Platform”上で利用できる。

「Lumifyは画期的(game-changing)なイノベーションになります」とJohn Bailitz氏(米国救急医学会医師)はリリースで述べている。「Lumifyの手ごろな価格と使いやすさ、汎用性は、救急分野で働く人々にとって非常に魅力的です」。

Lumifyのデータを集める“Philips HealthSuite Digital Platform”によって医師や病院はより強力なデータ、データ分析にアクセスでき、患者ケアを改善することができる。

サブスクリプションによる価格モデルに加えて、一括払いでの利用も可能になった。アンドロイド機器で使用できるのに加え、昨年からアップル機器への対応も予定しているという。

Lumifyの開発は、十数年前のフィリップスによる3D超音波画像の開発にさかのぼる。同社の副社長でpoint-of-care事業のリーダーであるRandy Hamlin氏は昨年、以下のようにQmedに語っている。

「Lumify開発のカギはすべての電子部品をプローブ内に収めることにありました」とHamlin氏。「これによりCPUと表示機器をもう一方の端末に集められます。これを実現するために、低消費電力で高性能の電子装置が必要になり、電源はタブレットから供給することになりました」。

Hamlin氏によると、フィリップスの計画は、このスマート超音波機器をより多くの地域でより多くの専門医に使用してもらうことだという。

「S4-1プローブと臨床向けの装置に加え高画質により、Lumifyは超音波装置の対象範囲を日常の心臓検査に広げ、医師と患者のよりよい関係を作ることができるでしょう」(Hamlin氏)。

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