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セント・ジュード・メディカルの次世代脳刺激機器がFDA承認

セント・ジュード・メディカルの次世代脳刺激機器がFDA承認

脳深部刺激システムの“Infinity”は指向性のリードとApple機器に接続するソフトウェア・プラットフォームを特長とする。

ByChris Newmarker(オリジナルの英文記事はこちら

10月6日、セント・ジュード・メディカルはパーキンソン病や本態性振戦の症状を治療するための最新の神経調整(ニューロモデュレーション)機器の1つである同社のInfinity脳深部刺激システムがFDAの承認を得たと発表した。

同社の脳刺激機器では前回“Brio”神経刺激システムがFDA承認を取得してから1年以上経った後の承認となったが、Infinityはこの分野で競合するメドトロニックに対する一打となる。心臓機器メーカーはますます、脳疾患から摂食障害、慢性疼痛に至る全身の多くの疾患を治療するためにペースメーカの技術を応用するようになってきている。

セント・ジュード・メディカルによると、Infinityは脳の必要な部位だけを目標にした治療を可能にする指向性のリードをもつ初めてのFDA承認のDBS(脳深部刺激)機器だという。

「指向性のリードは、多くの患者にとってDBS治療の結果を改善する可能性のある重要な技術進歩になると思います」とフロリダ大学脳神経外科教授、UF Health Shands病院運動障害・神経修復センター共同ディレクターのKelly Foote氏はいう。

「この新しいシステムは、副作用の原因となる脳の部位への通電を避けることでDBSの副作用を減らす可能性があります。これによってパーキンソン病と本態性振戦の症状を改善することが期待できます」とFoote氏はニュースリリースで述べている。

さらに、セント・ジュード・メディカルではInfinityは米国で初めてかつ唯一のApple機器と接続できるDBS機器だとしている。ワイヤレス対応のiOSソフトウェアによって、医師はiPad miniで機器をプログラムでき、ユーザーはiPod touchを使って目立つことなく機器をコントロールできる。

「新しいInfinityシステムは、治療のプログラミングを効率化し、医師がより多くの患者のケアに当たる時間を作れることを目指して設計されました。また、このシステムは、より目立たない、より生活にフィットする形で患者さんが自身の症状をコントロールするという理想的な経験をもたらすことも目指しています」とセント・ジュード・メディカルの神経調整部門メディカル・ディレクター、メディカル・アフェアーズ・バイスプレジデントのAllen Burton氏は述べている。

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