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アボット、眼科事業を約40億ドルでJ&Jに売却

アボット、眼科事業を約40億ドルでJ&Jに売却

セント・ジュード・メディカルの買収(250億ドル)、以前計画されたが現在法的な問題に進展しているアリーアの買収(60億ドル)に続いて、アボットは更なる取引に乗り出した。

By: Chris Newmarker(オリジナルの英文記事はこちら

9月16日、アボット・ラボラトリーズは眼科事業を担うAbbott Medical Optics社をジョンソン・エンド・ジョンソンに40億を超える金額で売却すると発表した。

今回の43億2,500万ドルの契約は、規制当局の承認を含む完了条件を満たした上で2017年初めに完了する予定。アボットの眼科ケア事業では、白内障手術、レーザー視力矯正(LASIK)、角膜ケアのための製品を提供しており、白内障手術では世界規模で眼内レンズを扱っている。

しかし、アボット・ラボラトリーズCEOのMiles White氏はリリースで、アボットは今後、循環器関連の機器でリーディングポジションを目指し、診断機器分野での拡大に戦略的に注力すると語っている。現在アボットはセント・ジュードとその循環器関連製品群を250億ドルで買収を進めている関連記事)。また、診断機器を扱うアリーアを約60億ドルで買収することを以前計画していたが、アリーアが米国の海外不正行為防止法に基づく調査に関連した連邦大陪審の召喚状を開示した後は、明らかに買収計画に慎重になった。現在両社の契約は法的な調停手続きに向かっている

一方、J&Jは眼科ケア製品を拡大できる機会を探しており、同社のビジョン・ケア部門のグループ・チェアマンであるAshley McEvoy氏は眼科ケアを「今日の医療で最大で最も急速に発展しており、最も遅れている分野」としている。

「Abbott Medical Opticsの強力で際立った眼科手術関連製品の獲得によって、またそれを当社が世界をリードしているアキュビュー・コンタクトレンズ事業と組み合わせることで、眼科ケアにおいてより幅広いリーダーになることができるでしょう」とMcEvoy氏はリリースで述べている。「重要なのは、この買収によって私たちが白内障手術に参入できることです。白内障手術はもっとも数多く行われ、防ぐことのできる失明の最大の原因だからです」。

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