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テルモ、「ハートシート」を発売

テルモ、「ハートシート」を発売

By: Medtec Japan編集部

5月30日、テルモは世界初の心不全治療用の再生医療等製品「ハートシート」を発売したと発表した。

「ハートシート」は、患者の大腿部から採取した筋肉組織に含まれる骨格筋芽細胞を培養してシート状に調製し、患者の心臓表面に移植するもので、虚血性心疾患による重症心不全の治療を目的とする。

製品は患者の細胞を採取するためのAキットと、培養した骨格芽細胞と細胞をシート化するためのBキットから構成される。今回、保険診療1例目の患者の細胞採取のためAキットを医療機関に向けて販売した。

今後、年間20~30例の治療での使用を見込んでいるという。

本製品は、厚労省が再生医療の実用化を促進するために制定した「条件及び期限付き承認」という早期承認制度が適用になった初めての製品で、2015年9月に承認、2016年1月に保険償還価格が決定した。今回、実際に販売開始したことで再生医療関連の研究者や企業関係者はもちろん、広く医療関係者の間で動向が注目される。

「ハートシート」を用いた治療の流れ(テルモ プレスリリースより転載)
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