キヤノン、眼科機器「OCT-HS100」でOCT Angiographyを利用可能にするオプションソフトウエアを発売開始

By: Medtec Japan 編集部

キヤノンは、光干渉断層計「OCT-HS100」を用いて、最短約3秒の検査時間で網膜の血流の状態を可視化し、血管形態を描出する画像処理技術OCT Angiography(アンジオグラフィ)のオプションソフトウエアを、4月7日から発売する。

「OCT-HS100」の使用イメージ OCT Angiographyの画像

OCT Angiographyは、光干渉断層計で取得した網膜の断層画像から血流情報のみを描出し、血管像を再構築することで眼底の血管形態を描出する画像処理技術。眼底の血管の状態を観察するために必要としていた造影剤を使用しないため、アレルギー反応を引き起こすリスクを伴わずに、網膜や脈絡膜血管内の血流の状態を可視化できる。糖尿病網膜症や緑内障などの検査に有用になることが期待され、病院や眼科クリニックでの利用を想定している。

本ソフトウエアの特長は、最短約3秒の短い検査時間で目が動く被検者の血管画像も高精細に再現できる点と、3D表示により網膜血管網の立体情報の把握が可能な点。3D表示によって動静脈や毛細血管の走行の上下関係を鮮明に可視化することで、緑内障診断に必要な視神経乳頭内の毛細血管の評価や、加齢黄斑変性で見られる脈絡膜の新生血管の位置を特定するなど、眼底疾病の応用検査として活用されることが期待される。

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