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コスミックエムイーの小児鼠径ヘルニア手術用ニードルキット:イノベーション大賞一次審査通過

コスミックエムイーの小児鼠径ヘルニア手術用ニードルキット:イノベーション大賞一次審査通過

By: Medtec Japan 編集部

小児の鼠径ヘルニアに対する手術として、近年、低侵襲の腹腔鏡下経皮的腹膜外ヘルニア閉鎖術(laparoscopic percutaneous extraperitoneal closure:LPEC)が徐々に普及しつつある。同社では、LPECで術者の負担を軽減し、操作性を向上するニードルキットを新たに開発した。

(以下は応募資料より抜粋)


【製品の特長】

従来のLPEC法のニードルキットは縫合糸をニードルの外側にセットしたまま(縫合糸が外に出た状態)穿刺、運針を行うため、縫合糸そのものが邪魔をすることから、操作が困難になる。

今回開発した新型ニードルキットは、術者にとって操作性が非常に良いものに改良されている。新型ニードルキットは1セット3本の構成になるが、3本が一体となるロケット方式を採用したため、従来品では縫合糸が外側に出たままの状態で穿刺、運針を行っていたのに対して、本構造では縫合糸が全てニードルの内腔に収まる。そのため、術者へのストレスが大きく軽減され、手技時間の短縮ができ、それにより、患者への負担も軽減される。

【開発の背景】

小児鼠径ヘルニアの年間症例数は約2万例であるが、手術方法は開腹する外科方法が主である。ここ数年、日本国内では新たな手術方法として腹腔鏡下に行うLPEC法が導入されはじめた。低侵襲で患者への負担が少ない方法でありながら、手技が困難で技術力を要すること、手術に必要なニードルキットに改良品など新製品が導入されていないことなどから普及は遅れていると考えられる。

そこで、院内で手作りでニードル作製を行っていた外科医らと共同で新しいニードルキットの開発に着手した。今後は患者に傷がほとんど残らない腹腔鏡下による付加価値の高い手技に移っていくと考えられる。2万例の症例数規模は他の小児疾患症例数と比較しても多く、現時点では市場の25%程度がLPEC法で行われているといわれているが、5年以内は半分の50%がLPEC法に移行すると推測される。

【会社概要】

医療電子機器の設計開発、メンテナンス、医療機器メーカーへのODM、OEM供給を行っている。

事業内容:電子機器の開発、製造、販売、医療機器・電子機器の開発、製造、販売、ファームウェア開発、PCアプリケーション開発、EMCノイズ対策技術サポート、輸入機器技術サポート、医療機器の申請認証代行。医療機器の仕様検討から量産製造までワンストップソリューションで対応。

開発・製造の実績:アブレーションRFシステム(心筋焼灼術アブレーション治療器)、心腔内除細動装置、脈波血圧計、非接触型心電計・呼吸記録システム、食道温モニタリングシステム、動物用人工呼吸器、低周波治療器、中周波治療器、X線撮影台制御装置、赤外線治療器、ハンドリハビリテーションシステム、家庭用電位治療器、腹腔鏡下経皮的腹膜外ヘルニア閉鎖用針


 

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