インテリジェントウェアの「パラシールド」:イノベーション大賞一次審査通過

By: Medtec Japan 編集部

医療従事者の眼を感染から守るアイガードには、曇りやすい、装着感が悪い、めんどうといった課題があり、これまで医療従事者の間で装着率が低かった。このような問題を解決するのが同社の「パラシールド(PARASHIELD)」だ。デザイン性の高さも評価され、2015年グッドデザイン賞を受賞している。

(以下は応募資料より抜粋)


【製品の特長】

日本の染色技術から生まれた、高性能な防曇性を持ったTACフィルムの表面改質に成功したフィルムを使い、これまでアイガードが「曇って」困っていた医療現場の課題を解決した。

また、長時間かけていても疲れない、国内の眼鏡の技術を使ってフレームを製造し、コスト的にも半永久的にリユース可能な衛生面に優れたβチタン素材を使用し、また意匠性にも優れたデザインとした。

さらに、現場の人の手間を軽減させるため、ワンタッチで装着可能なシールドフィッターを考案した。(特許出願中)

【開発の背景】

職業感染制御研究会の報告より、血液曝露した人のうち、66.8%が眼からの曝露で、眼鏡ではそれは防ぎきれていないことが示されている。また、アイガードの装着率が10%以下というデータに驚き、装着率の低さの原因が「曇る」という課題があることをつきとめた。

完全リユースのアイガードはアイガードそのものが感染源になることもわかり、リユースしても消毒できる素材を採用することも必須であると考えた。

さらに、装着に際しての手間も装着率を下げている原因であったことから、ワンタッチで装着できる機構と装置を考案し、アイガードの装着率を上げる、これまでにないアイガードを完成させた。

「パラシールド」により、アイガードの装着率が上がり、医療従事者の眼からの血液曝露が軽減されることが望まれる。

これは、単に素材と技術だけで完成した商品ではなく、デザインが医療現場の問題、課題を抽出し、解決した事例であり、医療機器にとってのデザインは、医療現場の課題解決になくてはならない「肝心要の技術」であると考えている。

【会社概要】

主にはインダストリアルデザイン、医療現場のニーズをデザインにより抽出し、ものづくり先端技術、最先端素材を組み合わせてデザインし、プロダクトとして可視化、知財化、ビジネスプラン、ブランディング、マーケティングまでの事業化デザインを行う。


 

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