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米国のデジタルヘルスのベンチャー資金調達状況

米国のデジタルヘルスのベンチャー資金調達状況

2014年はデジタルヘルスの資金調達にとっては記録的な年だったが、2015年もその方向性は維持されたようだ。

By: Brian Buntz(オリジナルの英文記事はこちら

2014年にソフトウェア部門はベンチャーキャピタル・キャッシュの40%を引き寄せたが、デジタルヘルス部門は全ベンチャー資金調達の7%も占めた。2015年、デジタルヘルスへの出資は同水準を維持した一方で、医療機器への出資は4.5%に下がり、デジタルヘルスだけでなくバイオ技術にも劣る結果となった。

2014年にデジタルヘルスへの出資は43億ドルに上った。11月のRock Healthの新たな報告によると、デジタルヘルスは同水準となったが、医療機器への出資は縮小した。デジタルヘルスの資金調達は2011年には11億ドル、2013年には20億ドルだった。

報告書によると、2015年初頭の資金調達ペースは遅かったが、第2四半期に巻き返した。全体的に取引量は減少した一方で、取引の規模が増大し、平均取引額は1560万ドルに上った。さらに、デジタルヘルス部門に投資する会社数も増加した。

また報告書では、デジタルヘルス部門は成熟を見せており、より後期ステージ(シリーズC以上)の資金調達が増えたと指摘している。

2015年の最大の取引は、”Google for the genome”と呼ばれていたNanthealth社、医療スケジューリング・プラットフォームのZocdoc社、コンシューマー向け遺伝子検査の23andMeへのものだった。

また、Rock Healthによるとコンシューマー向けの遺伝子検査に多くの資金調達があったが、利用者はまだ人口の7%に留まっているという。

もっとも多くの資金を引き寄せているのは、コンシューマー向けヘルスケア製品・サービスであり、それにウェアラブルやバイオセンシング技術が続く。さらに、個人向け遺伝子検査(23andMeが代表例)や保険者の管理ツール、遠隔医療、ケア・コーディネーションといったサービスも有力である。

地域としては、いわゆる“ベイエリア”に拠点をもつデジタルヘルス企業が約40%の資金調達を占め、その次にボストン、ニューヨークが続く。

この夏には、注目のデジタルヘルス企業であるFitBitが株式公開している。

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