脳波のリアルタイム解析・表示プログラム:Mensia Technologies

By: Medtec Japan編集部

フランスのソフトウェア開発会社、Mensia Technologiesは脳波をリアルタイムで解析・表示するプログラムを開発した。様々なヘッドセットやハードウェアと組み合わせることが可能で、コンシューマ向けから、研究・治療用途まで広範な応用可能性が強みである。

睡眠や感情のモニタリングといった研究にも利用されているが、特にターゲットとしているのは、子どもや高齢者における脳の疾患の評価と、ニューロフィードバックを活用した非侵襲的治療の研究・応用である。

例えば集中力を高めるゲームでは、被験者はリアルタイムで自分の集中度を確認できると、自ら集中力を高めてゲームに取り組むようになる。これがニューロフィードバックを利用した集中力を高めるトレーニングである。同社CEOのJean-Yves Quentel氏によれば、現在のところトレーニングの主な対象は集中力と記憶である。

注意欠陥/多動性障害(ADHD)は、小児期に集中力がない、注意が持続しない、過度に落ち着きがないといった症状を特徴とする疾患で、脳の障害に起因するといわれている。同社ではフランスで本プログラムをADHD治療に応用する臨床試験も準備している段階だ。

軽度認知障害は、認知症まで至らない段階の軽度の認知機能の障害で、高齢者の多くに様々な原因で見られる。同社は、非侵襲性を特徴とする本プログラムによるニューロモデュレーションが家庭や高齢者ケア施設で普及することを目指している。

同社は今回(2015年10月5日)ローンチした「フレンチテック東京」に参加。日本における医療機器メーカーや研究機関との連携拡大を目指している。

■ Mensia Technologies:http://www.mensiatech.com/

脳のストレスレベルをリアルタイムでモニター(PC画面上の緑・黄・赤のバー)できるゲームを体験する記者
感情のリアルタイム・モニタリング(横が快・不快、縦が活発・不活発を示す)
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