東邦金属、熊本大と共同でマグネシウム合金の極細ワイヤーを開発

By: Medtec Japan編集部

東邦金属は、熊本大学・先進マグネシウム国際研究センター(河村能人センター長・教授)と共同で、世界で初めてKUMADAI 耐熱マグネシウム合金の極細ワイヤーの開発に成功したと発表した。

マグネシウム合金は実用金属で最も軽量であり、生体親和性や生体吸収性が高いことから、軽量構造材料や生体吸収性材料として期待されてきた。また、熊本大学が開発したKUMADAI 耐熱マグネシウム合金は、世界最高の機械的強度と耐熱性ならびに難燃性を併せ持つことから、航空機用構造材料や生体吸収性生体材料としての応用が期待されている。

マグネシウム合金は加工性が悪く、これまでKUMADAI 耐熱マグネシウム合金の線径は100μm(0.1mm)が限界だったが、東邦金属の伸線加工技術を生かした研究により線径50μm(0.05mm)の極細ワイヤーが実現した。

 KUMADAI 耐熱マグネシウム合金原線(φ3.0mm)

伸線加工

KUMADAI 耐熱マグネシウム合金極細ワイヤー(φ50μm)

今後KUMADAI 耐熱マグネシウム合金極細ワイヤーは、

  1. 精密溶接や3Dプリンター用の原料
  2. 生体吸収性ステント等の循環器用医療機器
  3. 生体吸収性の縫合糸や血管結合具等の外科・インプラント用医療機器
  4. 燃料電池の電極材料

などへの応用が期待される。

■東邦金属:http://www.tohokinzoku.co.jp/

■熊本大学・先進マグネシウム国際研究センター:http://www.mrc.kumamoto-u.ac.jp/

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