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薄膜フィルターの溶着工法を一新するMPWシステム

薄膜フィルターの溶着工法を一新するMPWシステム

今年4月のMEDTEC Japan 2015にも出展。

ハーマン・ウルトラソニック・ジャパン株式会社は、薄膜フィルターの溶着工法を一新する全く新しいシステムMPWシステム(Modular Punch Welding)を提供している。

小径の薄膜血液フィルターなどを溶着する際、従来の工法ではまずフィルターを円形にカットし、その後カットされたフィルターを搬送して接合部にセットしてから溶着するという2段階の工法がとられていたが、MPWシステムは、超音波溶着機のホーンがフィルターを打ち抜き、打ち抜かれたフィルターを保持してそのまま溶着できる。

「今までメンブレンをパンチで穴を空けて、それから超音波で溶着する2工程だったのが1工程で出来るので、位置ズレなどもおこさない」と解説するのは同社の深井創平営業部長。「例えば、点眼薬のキャップ穴の内側に膜を貼って液体は出すが、菌が入ってこないようにする加工などにも適している」という。

また細胞培養は空気を通さないと細胞が育たないが、余計な培養中の菌の混入を避けたい場合など、このMPWシステムで、培養機器のキャップの内側にメンブレン加工を施すことができる。

一人二役をこなす、このMPWシステムを利用すれば、

①生産設備を大幅に縮小できる、

②打ち抜いたフィルターの搬送の問題を解決できる、

③溶着するフィルターの正確な位置出しが保証される、

④サイクルタイムを大幅に削減できる、

といった数々のメリットが得られる。

オペレーターの操作を想定したベンチトップタイプから装置組込型の完全自動機まで幅広いモデルでの対応が可能。また超音波発振器には新モデルULTRAPLAST 1200を採用し、fieldbusによる装置との連動や溶着データの出力にも対応している。

同社は、昨秋、ドイツのハーマン社と、同社の日本総代理店であった日本アレックス株式会社が合弁で設立。もともとハーマン社は超音波溶着機に特化したメーカーで、1961年の創業以来50年以上にわたり、超音波溶着機の開発・製造を行なっている。ハーマン社の独自の技術力には定評があり、数々の特許も有しており、医療業界や自動車業界を中心に、優れた安定性に対する評価が高い。


ハーマン・ウルトラソニック・ジャパン株式会社

www.herrmannultrasonic.co.jp

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