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第4回MEDTECイノベーション大賞、アムテックが受賞

第4回MEDTECイノベーション大賞、アムテックが受賞

MEDTECイノベーション大賞に輝いたアムテックの頸椎椎弓形成術向けインプラント

医療機器の製造・設計において優れた成果を上げた日本企業を表彰する第4回「MEDTECイノベーション大賞」(主催:UBM Canon)が、株式会社アムテックの頸椎椎弓形成術に用いるインプラント「Laminoplasty Basketに決定した。

22日(水)に東京ビッグサイトのMEDTEC Japan開催会場で授賞式が開かれた。

今年のMEDTECイノベーション大賞を受賞したアムテック社は、「体内埋め込み機器という、日系企業が高リスク製品として参入を避けてきた分野に果敢にチャレンジし、今まで欧米人向けの輸入製品に頼らざるをえなかった中、日本人を中心とする東洋人の体型骨格に適した機器を開発・製品化し、海外展開も視野に入れている点」が高く評価された。

「治験を必要とする改良医療機器、加算付き保険対象の医療機器という高度な目標を達成し実用化させた点」が他候補を大きく引き離しての受賞に繋がった。

MEDTECイノベーション大賞を受賞したアムテック社(前列中央)と、他賞を受賞した企業。後列は審査員。MEDTEC Japan 2015開催会場で開かれた受賞式後の集合写真

「ハイリスクのインプラントは、第三種(高度管理医療機器、クラスIII)に分類されるため、認可を取るのも難しいため、大変苦労されたと思う。また、今後、製品をより広く展開できるように、様々な人の意見を聞いて製品化した点も素晴らしいし、将来的な海外展開を視野に入れている点も頼もしい」と本大賞の審査委員長の妙中義之氏(日本の技術をいのちのために委員会代表)が同社の功績を讃えた。

「国の支援策も充実してきているので、薬事戦略相談などをもっと初期段階から利用していたら、さらに速く上市できたと思うが、現在進めている次の開発製品は、その教訓をいかしてスピーディに製品化できると思う」と妙中委員長は同社に大きな期待を寄せた。

今年の受賞社/製品は以下の通り。

賞名 受賞社・受賞製品 製品画像 受賞理由
大賞

アムテックの頸椎椎弓形成術に用いるインプラント「Laminoplasty Basket

リスクが高いため、国内で取り組みの少ない植え込み医療機器を、東洋人の体型骨格に適した製品として開発し、海外展開にも意欲的に取り組んでいる。
敢闘賞 スリープウェル「スリープコープ」を利用した睡眠評価システム 基礎研究から少人数でベンチャーを立ち上げ意欲的に取り組んでいる。
期待賞 株式会社アニモ「ZooZii(いびきチェックソフトウェア) 睡眠時無呼吸症候群スクリーニング スマートヘルスの発展に向けて、国内外の競合他社の動向などを研究しつつ、今後の展開を進めていくことが大きく期待される。
入賞 大衞株式会社「エンドエプロン 今後とも医療現場のニーズに基づく製品開発が期待される。
入賞 日本電波工業株式会社「医療用小型・軽量、高精細画像3D超音波プローブ

圧倒的に優れた技術を持っており、積極的な医療機器分野への参入が実現すれば、日本の国際競争力が飛躍的に上昇することが期待される。ElectroMEDにて出展中(ブース番号:4712)

 


MEDTEC Japanは、MEDTECイノベーション大賞の表彰を通じて、医療機器の製造・設計に取り組む企業を賞賛し後押しする世論を喚起し、企業経営者の皆様にこの分野に取り組むことは賞賛されるべき企業活動であると認識していただける輿論の形成に向けて、医療に関わるすべての関係者に呼びかける「日本の技術を、いのちのために。」運動を支援している。MEDTEC大賞の設立・運営にあたっては、日本医療機器産業連合会(JFMDA)の後援、「日本の技術をいのちのために委員会」「日本医工ものつくりコモンズ」の協賛を得ている。本イノベーション大賞は、日本発世界初の医療機器のために積極的に開発に挑戦する企業を表彰し、後押しする世論を喚起することで、さらなる医療機器開発の活性化するのが狙い。

 

 

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