超小型モバイル超音波ソリューション

富士通株式会社とパナソニック株式会社が、両社のシステムLSI事業を統合し、両社と日本政策投資銀行の出資を受けて設立したのが株式会社ソシオネクストだ。

今年3月にシステムLSI事業会社として誕生したばかりだが、富士通とパナソニックが長年培った映像・イ メージング、光ネットワークなどの技術を核に、技術力、知的財産、顧客基盤などの経営資源を一大集結させている。 MEDTEC Japanでは、同社が新しく開発した「超小型モバイル超音波デバイス」と、このデバイスを活用した「ソリューション」を、ソシ オネクスト社として初めて国際展示会の場で紹介する。


測定したい場所にデバイスを当て、体内の様子を画像化。

ソシオネクスト社の「超小型モバイル超音波デバイス」は、従来の大型の超音波診断装置をパ スポートサイズ程度まで小型化することに成功。

測定したい部位にデバイスを当てるだけで、体内の様子を画像化できる。軽量で、バッテリー駆動、ケーブルも不要なため、屋内だけでなく屋外でもス トレスなく使用できる。

さらに、ネット環境にあれば、取得したデータをワイヤ レスで市販のタブレット端末やスマートフォン、自宅のパソコンに送信できる。

取得した画像をワイヤレスでタブレット端末などに送信・確認。

デバイスで撮影した筋肉量や脂肪量などの超音波画像は、タブレット端末 のアプリケーション上などで瞬時に表示される。 超音波画像はクラウド上で保存・管理できる。

従って、時系列的な「データ解 析プログラム」や、取得した画像をベースに、効率よいトレーニングメニュー を提示する「運動効果プログラム」など、各種ソリューションも提供していく。 このように手軽に自分の体内を可視化できるデバイスの登場は、画期的だ。

クラウドに保存したデータを時系列で解析。

超音波機器の単体だけでなく、さまざまな関連ソリューションと合わせ ての提供も、使い勝手が良さそうだ。

ソシオネクスト社では、当面はフィット ネスジムやエステティックサロンを対象に本サービスを提供するが、近い将 来はヘルスケア用途としての導入も考えているという。

ますます高齢化が進む中、遠隔医療の一助として、高齢者が在宅で撮影し た画像を、主治医などが診断できるようなツールとなれば、患者がいちいち 病院にでかける手間も省ける。

また、予防医療としての活用も注目される。たとえば、脳梗塞は、首の頸動 脈にプラーク(粥腫)が増えると発症するが、日常的に頸動脈野プラークの 量をチェックしておけば、脳梗塞の予防にもつながるだろう。

超音波は、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像法)と違って、 被爆リスクがないのもメリットだろう。

MEDTEC Japanの同社ブースでは、測定コーナーを設けて、モバイル超音 波デバイスの使用方法だけでなく、実際にどのような画像が撮影できるの か、どのように取得したデータが端末上に反映されるのか、どのような管理 プログラムをソリューションとして提供できるのかなどを紹介する。


株式会社ソシオネクスト

www.socionext.com

ブース番号:4504

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