日本電波工業「医療用小型・軽量、高精細画像3D超音波プローブ」: MEDTECイノベーション大賞一次審査通過

探触子の専業メーカーとして、医療機器製造業の資格だけで製造販売業許可がなくとも成功する事業モデルを示した点が評価された。

【製品の特長】「医療用小型・軽量、高精細画像3D超音波プローブ

今回、日本電波工業株式会社が開発した製品は、体表検査用の小型コンベックス型で経腹式での腹部・胎児の超音波診断向け製品だ。医師や検査技師等、使用者の操作性を向上させる為、デットスペースの有効利用や材質・駆動機構の見直しなど同社の従来品の形状を改良し、小型軽量化を図った。サイズは幅65×奥行き46×高さ110mm、重量は190g。

同社の従来品より3割以上、軽量化して、より持ちやすく診断部分に当てやすい形状に改良している。

また、操作性のみならず、搖動速度を高め、音響に関する部材の材質を低減衰のものに見直ししたことにより感度も約4dB向上し、より鮮明でスムーズな動画像を得られるようにしている。

【開発の背景】

現在、超音波診断はX線やMRIと並んで医療用診断には欠かせない診断法となっている。そのコアとなるのが診断装置の先端部分に取り付けられたプローブ(探触子)だ。超音波プローブは、3D(立体)化に伴いモーターやギアなどメカ駆動部分が必要になるため、サイズが大きくなり、重量も増えて医師や検査技師の手にかかる負担が大きくなることが課題であり、その負荷を軽減するために、より小型化・軽量化が求められており、こうしたニーズに応えるべく本製品の開発に着手した。

同社は、1970年代 に超音波プローブ事業を開始 して以来、医療用探触子のパイオニアとして 約1500種類の超音波プローブ の開発の実績を通して培った技術を駆使し、さらに最新の技術を導入して 改良をはかり 高精細な画像と同時に小型化・軽量を実現した様々な超音波プローブを開発している。

医療機器製造業許可取得メーカーであり、また、医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO13485:2003」の認証も取得しており、医療機器に求めらる安心・安全かつ高品質な製品を提供している。

【企業概要】

日本電波工業株式会社は、周波数の総合メーカーとして、水晶振動子、水晶発振器に代表される水晶デバイスを世に送り出し、スマートフォンやタブレット、PCなどの情報通信機器、カーエレクトロニクスなどの電子機器、移動体通信・光通信網などのインフラシステム等、現代社会には欠くことの出来ない電子部品として高度情報化社会の発展に貢献している。さらに、水晶デバイス事業で培った技術を活かし、水晶デバイス以外の高付加価値ONLY1商品の開発を行っている。30年以上の実績を誇る、医療用超音波プローブ(探触子)を始めとして、シンセサイザ、バイオセンサ、物理(重力)センサやミリ波センサといったセンサモジュールに加え、昨年度はガイガーミュラー計数管(GM管)式空間線量計を開発した。

第二次審査は、MEDTEC JAPAN 2015開催初日(4月22日水曜日)に、MEDTEC会場で一次審査を通過した各企業が約10分間のプレゼンテーションをおこない、その場で審査員が審査を行い、午後4時頃に結果発表・表彰式を行う予定となっている。


日本電波工業株式会社

www.ndk.com/jp

ElectroMEDにて出展(ブース番号:4712)

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