注射嫌いの米女子大生が開発した画期的な「血液検査」システム

血液検査といえば、注射針をさされて、数本のボトル分の採血をじっと我慢して耐えて、その上、結果が出るまでかなりの時間を要するというのが当たり前だった。

それがたったの1滴の採血で、痛くもなく、安く、検査結果も4時間以内で出せるという画期的な血液検査がアメリカで広がろうとしている。

この画期的な手法を編み出したのが、現在30才のElizabeth Holmes氏。19才の時にスタンフォード大学を中退し、より安価で、迅速に、高度な血液検査を実現するべく Theranos社を立ち上げ、従来の 1/1000の血液量で、多様な検査結果を短時間で提供するサービスを開始した。

Wired誌のインタビュー記事によると、「唯一怖いものが注射針」だったことと、「人生をかけてヘルスケアシステムを改善したい」という動機から会社を設立。

痛みの少ないピンプリック法(指先を小さな針で刺す方法)を採用し、コレステロールのチェックから高度な遺伝子分析までを含む数百という検査を可能にした。

10年あまりの開発期間を経て、昨秋Theranos社は、本社所在地(カリフォルニア州)の大手薬局チェーンWalgreensの店舗内に採血サンプルの受付窓口を開設。例えば、出勤時にサンプルを提出しておけば、昼休みに医者に行くまでに、もう結果が出ているという体制を作った。

採血管に何本も血を採る必要もなければ、結果が出るまで長時間待つ必要もなく、もし、医師からの「基準値を超えたら再検査」といった要望が出たとしても、以前採取したものと同一のサンプルを使って素早く結果を出すことができるという。

Elizabeth Holmes氏は、今年のフォーブス400(アメリカ長者番付)に資産45億ドルで、最年少のセルフメイドの大富豪としてリストされている。

 

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