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第2回MEDTECイノベーション大賞、瑞穂医科工業が受賞

第2回MEDTECイノベーション大賞、瑞穂医科工業が受賞

医療機器の製造・設計において優れた成果を上げた日本企業を表彰する第2回「MEDTECイノベーション大賞」(主催:UBM Canon)が、瑞穂医科工業株式会社の「近赤外蛍光カラーカメラシステム」に決定し、24日(水)に東京ビッグサイトのMEDTEC Japan開催会場で授賞式が開かれた。

審査委員長の北島政樹氏(日本医工ものつくりコモンズ代表:写真左)から賞状、副審査委員長のChristopher Eve (UBM Japan社長:写真右)から受賞トロフィーを受け取る瑞穂医科工業マーケティング開発推進部の木谷一郎氏(写真中央)。

本イノベーション大賞は、日本発世界初の医療機器のために積極的に開発に挑戦する企業を表彰し、後押しする世論を喚起することで、さらなる医療機器開発の活性化するのが狙い。瑞穂医科工業は、手術室設備機器メーカーでありながら、循環器制御学の臨床医のニーズを捉え、異業種企業と連携することで高い技術を製品化した点が高く評価された。

大賞を受賞した瑞穂医科工業製品は、同社が高知大学医学部循環器制御学の佐藤隆幸教授からのニーズを三洋半導体株式会社のシーズ技術を応用し、世界初の近赤外蛍光とカラー画像を同時に撮影可能な手術支援システムとして製品化させたもの。

「世界的にも優れた技術だが、異業種と連携した点が高く評価された」と表彰式で審査員を代表して竹上嗣郎氏(東北大学NICHe副センター長・教授)が同社の功績をたたえた。

本大賞の審査委員長の妙中義之氏(日本の技術をいのちのために委員会代表、国立循環器病研究センター研究開発基盤センター長)も、「もともと医療機器メーカーだが、その特徴をいかしつつ、異業種(三洋半導体)の最先端技術を医療機器分野に展開することを主導した点が素晴らしい」と語った。

また、昨年と比較して、今年の応募企業の傾向としては「異業種との連携、臨床現場との共同開発/製品化の取り組みが多かった点」と「海外展開を視野に入れて事業展開している企業が増えた点」を妙中審査委員長は挙げ、「国の(医療機器分野での成長戦略)方針が浸透し始めている」と授賞式後に「MEDTEC医療機器」誌に語った。

各賞受賞企業の代表者と審査員。

MEDTECイノベーション大賞」は今年で第2回を迎えたが、第1回イノベーション大賞受賞社の朝日インテック株式会社の宮田昌彦代表取締役社長が今回審査員に加わった。

本大賞を受賞したことが次の商談につながった」との社長談もあり、審査員からは大賞を含め各賞受賞社への今後の期待が多く寄せられた。

 

その他の受賞社/製品は以下の通り。

チャレンジ賞には、山科精器株式会社「洗浄吸引カテーテル」、

期待賞ローム株式会社「微量血液検査システム」、

努力賞ゼオンメディカル株式会社「エクストラクション・バルーン・カテーテル」、

奨励賞に株式会社トップ「脱気防止弁」、株式会社ニチオン「クリップ鉗子システム」、株式会社村田製作所金属メッシュを用いた微量物質検出技術」、富士フィルム株式会社「遠隔画像診断治療補助システム」が決まった。

なお、努力賞に輝いたゼオンメディカル株式会社と奨励賞に輝いた村田製作所、及び昨年の大賞受賞に輝いた朝日インテックはMEDTEC Japanでブース出展もしている。

ゼオンメディカル(西ホール1のブース405番)

村田製作所(西ホール2のスマートヘルスエリア3305番)

朝日インテック(西ホール1のメディカル金属工具エリア1504番)


MEDTEC Japanは、MEDTECイノベーション大賞の表彰を通じて、医療機器の製造・設計に取り組む企業を賞賛し後押しする世論を喚起し、企業経営者の皆様にこの分野に取り組むことは賞賛されるべき企業活動であると認識していただける輿論の形成に向けて、医療に関わるすべての関係者に呼びかける「日本の技術を、いのちのために。」運動を支援している。MEDTEC大賞の設立・運営にあたっては、日本医療機器産業連合会(JFMDA)の後援、「日本の技術をいのちのために委員会」「日本医工ものつくりコモンズ」の協賛を得ている。

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