MEDTEC Japanアジア最大規模の医療機器設計・製造の展示会/セミナー:東京ビッグサイト

東京ビッグサイトで大盛況で開催された「MEDTEC Japan」展示会・セミナー。今回で第5回目となるアジア最大の医療機器製造・設計に関する展示会・セミナーには国内外より過去最大の出展社数383社・団体が予定されている。その内、約100社は初出展で、来場者も1万3千名と過去最大を更新する見込みだ。

自治体と地元企業の共同出展パビリオンも11拠点に拡大

医療機器産業は、日本の高い技術力を生かし海外展開を望める成長分野で、近年は政府や多くの自治体もそのビジネス振興に力を入れている。今年のMEDTECでも、課題解決型医療機器等開発事業を推進している経済産業省をはじめとして、各自治体が地元の企業とともにブース出展する。

<医療機器クラスター:自治体パビリオンの拡大>

医療機器分野に力を入れる地方自治体のうち、地元企業とともに出展する自治体パビリオンは以下の通り。昨年の6パビリオンから今年は11パビリオンと増えて、各ブースで事業化プロジェクトなどを紹介する。

大田区産業振興協会(#123)、神戸市医療産業都市(#323)、いわて産業振興センター(#326)、横浜市(#516/#519)、さいたま市産業創造財団(#523)、宮崎県医療機器産業研究会(#526)、とちぎ医療機器長野県中小企業振興センター(#527)、産業振興協議会(#626)、ひろしま医療関連産業研究会(#823)、はままつ次世代光健康医療産業創出拠点、浜松商工会議所、浜松医工連携研究会(#828)。(括弧内はブース番号)

<展示エリアの拡大>

新設エリア展示品:生体材料、接着剤、DDS、マイクロエレクトロニクス、インプラントや不織布技術など

今年の「MEDTEC Japan 2013」展示会の目玉のひとつは「バイオメドデバイス」(BIOMEDevice)分野と「スマートヘルスケア」分野に特化した展示エリアの新設だ。

バイオメドデバイス」エリアでは、バイオ機能材料系マテリアルメーカーなどによる生体材料・バイオマテリアルからインプラント技術や不織布技術の展示が予定されており、先端医療技術を支えるコンビネーション製品及びバイオ機能材料が集結する。

エリア内では専門セミナーも開催される。医療機器向けマテリアル市場のコンビネーション製品や医療・医薬のクロスオーバーについて、最新動向や新素材・製品の開発・設計に有効な技術に関する講演や、コンビネーション製品、先端医薬品の研究を第一線で行っている有識者による、先端医療技術に必要な 生体吸収性材料、再生医療・ナノテクノロジー機能性材料、血管内治療デバイス、およびインプラントに使用する有機高分子系/金属系/セラミック系バイオマ テリアルの紹介などが企画されている。

新設エリア展示品:インターネット遠隔医療、健康エンターテインメント、オペレーションシステム、インターフェースハードウェア・ソフトウェアなど

スマートヘルスケア」エリアでは、通信事業者やシステム開発企業などによるインターネット遠隔医療やITと医療機器を融合させたモバイルヘルスケア関連の製品・技術の紹介が予定されている。

こちらのエリアでも専門セミナーが多数開催される。例えば高齢化社会対応、遠隔医療など広域での医療のニーズ、個人の健康意識への高まりといった医療・ヘルスケア分野に関わる世界的な環境変化にあわせて、次世代のスマートヘルスケアの実現にむけて、市場動向や最新トピック、求められる技術、今後の方向性などを産官学の代表が講演、及びパネルディスカッションで討論する。

また、従来の医療機器の製造・設計分野の展示エリアでも3エリアが新設になる。

新設されるのは以下のエリア。

医療機器製造・設計エリアにも3エリアが新設される

①包装材料・包装機械・殺菌技術やラベル・印刷技術などが展示される「メディカル・パッケージング」エリア、

②測定・検査・評価機器・センサーなどが展示される「メディカル測定・検査」エリア、そして

③産業用ロボット・自動化システムなど「メディカルロボット・オートメーション」エリアの3展示エリア。

これらが、既存の「医療用エレクトロニクス」エリア、「工作機・金属加工』エリア、「プラスティック加工」エリア、「RPCAD/CAM」エリアに加えて登場することになる。これにより、MEDTED会場では合計9分野の専門エリアが特設されることになる。

さらに、「MEDTEC Japan」と同じ会場では、医薬品原料・中間体の国際的な専門展示会「CPhI Japan2013」も同時に開催されるため、医薬品と医療機器の両分野を網羅できるのも大きな魅力だ。

<最新情報セミナー>

​毎年好評の医療機器業界の最新情報などを学べる国際セミナー(事前登録制・有料)も、初日には、海外展開をしている国内医療機器メーカーによる成功事例の紹介、二日目は国内外の医療機器規制の最新動向及び再生医療周辺で使用される医療機器の解説が予定されている。

さらに、異業種から医療機器分野に参入した企業の成功要因などを重点に学べる「サプライヤー向けセミナー」も新たに企画されている。実際に参入を果たした3社による具体的な参入障壁の克服法や成功の要因が解説されるだけでなく、大手医療機器メーカーが医療機器サプライヤーに求める製品・技術など、最新動向や買い手側の購買方針などの解説も予定されている。企業の視点から海外進出で体験した法規制への対応方法や、進出ポイントなどが成功事例と合わせて紹介されるため実践に役立つ情報も多いと期待される。

また毎年人気の「医療機器最新技術フォーラム」や「医療用エレクトロニクス・プロトタイピング技術フォーラム」もさらに内容を充実しており、すべて無料で聴講できる。


開催会場をパシフィコ横浜から東京ビッグサイトに移して開催する「MEDTEC Japan 2013」だが、会場の規模拡大だけでなく、展示エリアやセミナーの内容も今まで以上に多岐にわたるため、医薬品・医療機器の研究・開発・製造・設計に関するまさに情報の宝庫となりそうだ。

毎年開催ごとに過去最高の出展社数・来場者数を更新している「MEDTEC Japan」 は、世界中で開催している「MD&M」および「MEDTEC」のシリーズ展だ。アジア最大の医療機器製造・設計に特化した展示会だが、医療機器以外の業種(異業種)で事業展開してきた企業でも、成長が期待される医療機器分野に新たに進出を図るにあたって、業界の専門的なノウハウがなくても参加しやすい展示会となっている。異業種から医療機器分野に参入を図る企業が進出においてのヒントを掴む場として最適なだけでなく、新技術やノウハウを積極的に求めて来場するユーザーに対し自社の技術・製品・サービスを売り込む絶好の機会でもある。また各種セミナーで最新の情報を得られるのも魅力だ。医療機器のサプライヤー(出展社)と医療機器メーカー(来場者)がより活発に情報交換や商談を進めるチャンスでもあり、大盛況だった昨年(参照記事はこちら)の展示会・セミナーを大幅に上回る来場者数が予想されている。

主催 : UBM Canon Japan G.K.

後援 :  日本医療機器産業連合会

協賛:日本の技術をいのちのために委員会日本医工ものつくりコモンズ

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