MEDTEC Japan 大盛況、異業種からの医療機器産業への参入希望が増加

先月末に開催された「MEDTEC Japan 2011」(主催:UBM Canon、後援:日本医療機器産業連合会)は、出展社数、来場者数とも前年を大幅に上回る大盛況だった。

出展社数は、前年から51社増の257 社/団体となり、昨年に引き続き、異業種から医療機器産業に新規参入を目指す企業の出展が多く見られた。

今年で第3回目を迎えたアジア最大の医療機器の設計と製造技術に関する専門展示会「MEDTEC Japan 2011」。 展示会への来場者数は、6月29日・30日の両日で7,374 名と、前回を900 人以上も上回り、医療機器メーカーの関係者が全体の約7 割を占めた。東日本大震災の影響に配慮し、開催日が当初予定より約2 カ月延期となったが、医療機器産業界への成長期待の高まりを感じさせる結果となった。

「こういうご時世にも関わらず、医療機器産業への事業拡大を目指す企業が多数あり、さまざまな法規制対応や品質管理の準備についての質問を受け、医療機器分野への期待が高いと再確認した」とテュフズードジャパン株式会社MHS事業部 大原昌幸事業部長。同社はブースの出展に加え、新規参入希望者向けに「医療機器に関する規制・国際規格」についての“最新技術フォーラム”も開催した。

MEDTEC Japan「医療機器最新技術フォーラム」を熱心に聴く来場者

最新技術フォーラム”は主催社のUBM Canonが昨年からスタートした試みで、今年は医療機器分野から11社、医療用エレクトロニクス分野からも11社が講演を実施。フォーラム講演社は計22社と、昨年の2倍の規模となり、ともに毎回、立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。

特に医療用エレクトロニクス分野のフォーラムは、MEDTECと同時開催の医療用エレクトロニクスに関する展示会「DesignMED」のフロア内で開催され、注目度も高かった。

講演社の1社であるセンシリオン株式会社は、「医療系の展示会ということもあり、液体・ガスの流量センサや微差圧センサにご興味を持つ顧客が大半を占めており、普段の業務ではなかなか得られないような多数のお客様からの要望を直接聞け、今後の案件につながりそうな引き合いも多かった」(同社アシスタントマーケティングマネージャ・セールスエンジニア中村希央氏)とフォーラムを通じてのビジネス展開に期待する。

DesignMed「最新技術フォーラム」にも多くの立ち見客が出た。

また、2 日間にわたって行われた国際会議には、約200名以上が参加。最新医療機器・技術の現況や、国際市場における医療機器産業の規制・規格動向等について、内外の専門家が発表し、参加者の熱心に学ぶ姿が見られた。

今回の結果を受け、次回は更に規模・内容とも拡張しての開催が決定した。

期日は、2012 年4 月18 日(水)・19 日(木)の2 日間で、会場は同じく「パシフィコ横浜」。

同時開催の展示会として、「Design MED」を継続するとともに、会場内に新たに、「RP・3D設計エリア」や「工作機・金属加工エリア」と「プラスチック加工エリア」を併設するという。

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