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フェムト秒レーザーを医療用途に応用

フェムト秒レーザーを医療用途に応用

rofin-star-cut-400医療機器の製造現場で、フェムト秒レーザー利用が活発化する可能性が高まってきた。産業用途レーザシステム企業であるRofin社と、超高速レーザー技術の開発スペシャリストの米Raydiance社が業務提携したため。Rofin社は、自社のStarCutチューブ・フェムト製品Raydiance社のフェムト秒レーザーを登用。新製品は、医療用途向けにコールドレーザー切断を提供できる史上初の製品とRofin社は語る。 フェムト秒レーザ技術は、ニチノール・ベースの形状記憶合金などの感光材料の切断において高精度を発揮する。Rofin社によると、切断品質が非常に高いため後処理操作をほとんどの場合で省けるようになるという。 またStarCut チューブ・フェムトはポリ乳酸ややポリグリコール酸などの生体吸収性高分子の精密切断にも適しているという。 コールドレーザー切断は、融点と吸収特性が低いにもかかわらず、生体吸収性高分子のエッジを正確に切断できる。 「医療機器製造の分野での応用は始まったばかり。超高速コールドレーザー切断は既にさまざまな市場で応用されており、Raydiance社が、フェムト秒レーザー技術の先駆的リーダーであることは間違いない」とRofin Laser Micro and Laser Marking社のCOOトーマス・メルク氏は語る。 一方、Raydiance社CEO兼会長のバリー・シューラー氏は、「弊社が参入することで医療機器市場で爆発的な革新がおきている。設計から製造へと移行する段階では今世紀的なソリューションが必ず必要になる。より洗練されたモーション・コントロール、ビーム伝達、ビジョン・システムやソフトウエアを統合するような体制が工場には求められる。Rofin社は常に革新的意欲を持った、包括的レーザー・プロセスのソリューションを提供できるトップ企業」と絶賛する。「我々は、Rofin社が弊社との提携を決断したことを大歓迎しており、両企業、そして超高速レーザー技術のどちらにとっても素晴らしいこと」と語る。 本記事の初出は2010年6月20日付けのmedtechinsiderです。 © 2010 Canon Communications LLC

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