レディガガの臀部手術で新手術法に注目集まる

ポップ界の女王レディーガガが先週、臀部の手術を受けた。

1カ月以上前にワールドツアー「ボーン・ディス・ウェイ・ボール」中にケガを負ってから激しい痛みを隠していたというが、ここにきて症状が悪化し、滑膜炎になり手術に踏み切ったという。

このニュースを受け、英Surgical Innovations社はプレスリリースを配信し、先駆的な低侵襲臀部手術の技法に注目が集まるだろうと期待を寄せてた。

その技法とは、臼蓋のまわりを環状にとりまいている繊維軟骨を、関節の内視鏡で観察しながら手術をする方法である。

高い技術が必要なため、実際にはまだ限られた人数の整形外科医によってのみにしか実施されていないが、今後、外科医向けの訓練が実施され、手術の回数も増えていくに従い、本手法が用いられるケースも多くなる。

そう予言するのは英Surgical Innovations社の臨床顧問委員を勤めるJon Conroy医師だ。ガガがツイッターやフェイスブックなどで手術について投稿しているのも、手術の宣伝に大きく貢献するとみられている。

Conroy医師は、「臀部の関節を覆う結合組織の層である滑膜の炎症は、スポーツ選手やダンサーにおこりやすく、放っておいて自然治癒する種類のものではない」と語る。「ガガが受けたような手術により臼蓋のまわりを環状にとりまいている繊維軟骨を縫い合わせ、関節鏡視下手術を追加的におこなうことで人工股関節置換手術をしなくてもすむようにする」という。

今回のことで内視鏡による臀部手術は、有名人によるお墨付きをもらえたと言えるのか?

しかし、何でも有名人に頼るというのは危険ともいえる。

義肢メーカーのÖssurオズール)社やナイキは、両足義足のランナーのオスカー・ピストリウスを広告に起用し、オリンピックやパラリンピックでの彼の活躍で企業イメージを上げたかに見えたが、ピストリウス氏が、恋人を殺害したとして訴追され、被告になってしまったことによるイメージダウンは避けがたく、有名人によるお墨付き(celebrity endorsements)の難しさを姉妹誌MD+DIの編集者Jamie Hartford編集長はブログで語っている。