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金属発砲材で模擬骨:生体適合性インプラントとして応用

NCSA骨に似た弾性を持つ”金属発泡材”が、チタニウムなど硬質のインプラント材料から生じる骨の拒絶反応を回避できるような生体適合性インプラントの開発につながる可能性がでてきた。ノースカロライナ州立大学(http:// www.ncsu.edu)の研究者らが、鉄鋼(100%)あるいは鉄鋼とアルミニウムの組み合わせで製造できる、固体アルミニウムより軽い金属発泡材を開発した。

TPEや構造の化合物で義指に高強度と機能性を実現

Partial Hand Solutions社のMatthew Mikosz社長は、多くの米国帰還兵が手や指に負傷しているのを見て、装着者ができるだけ自然に感じ、操作しやすい義指の開発を決断。特注合成物メーカーRTP Co社から材料開発の支援を受け、"M-Fingers"デバイスの試作品を作った。 「義手のデザインは数多くあるが、機能的な機械義指はまだ開発されておらず、"M-Fingers"なら帰還兵らが失ったものを取り戻してもらえると思った」とMikosz社長は語る。 "M-Fingers"は、各指と多様な位置に動かせる親指の内部構造に RTP2300シリーズのガラス充填硬質熱可塑性樹脂ポリウレタンを使用し、さらに RTP1200シリーズの熱可塑性ポリウレタンエラストマーで被覆している。

3-D超音波技術でデータ融合

オックスフォード大学の生物医学工学者と心臓内科医のチームは、患者の身体のさまざまな場所に超音波振動子を設置し、そこから得られる立体データを融合させる方法を見出し、JACC Cardiovascular Imaging誌で発表した。 予備実験としてこの方法を32名に試した結果、心臓の画質として「良い・まあまあ良い」レベルのものを、既存の方法では70%程度しか得られないところを96%まで確保できることに成功したという。 「臨床研究として初めて、身体の各部所から集めた3-Dデータを融合するころで、いかに最終画像の画質のクオリティーをあげることができるかを証明できた」とオックスフォード大学エンジニアリング・サイエンス学科のAlison Noble教授(論文の共同執筆者)は語る。

匂い検出可能ロボット開発:東大生産技術研究所

東京大学生産技術研究所、同先端科学技術研究センター技術研究組合BEANS研究所は、匂い物質を検知する膜タンパク質を細胞に特異的に発現させ、これを生体分子センサとしてロボットに取り付けることで、特殊な匂いに選択的に応答するロボットを開発した。細胞を利用したものとしては世界初。 将来的には、この研究結果を「介護ロボットに応用したり、ロボットに搭載するセンサのみならず、CO2、水素など大気中のガスや、水道水などに存在するATPなどの微量物質を高感度で検出できる環境センサとして利用できる」と東京大学生産技術研究所の竹内昌治准教授はその可能性について語る。「i-phoneの中にカートリッジ製の匂いセンサーを組み込むことも可能になっていくかもしれない」と言う。

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