独ヘレウス社、メディカル・コンポーネント施設をシンガポールに開設

Heraeus(以下、ヘレウス社)は、メディカル・コンポーネント部門の拡充のため、シンガポール施設の開設を発表した。新拠点では医療機器産業向けの材料、部品の研究開発と生産を主眼としている。これによりヘレウスのアジア展開は、20以上の製造施設に及ぶことになる。

ヘレウス・メディカル・コンポーネント部門のNicolas Guggenheimプレシデントによると、シンガポールをアジアの医療材料開発・生産センターに選んだのは、同社の主要顧客である整脈治療分野の企業の多くが同国に生産拠点を移転しているからと説明する。「地元のベンチャー企業によるアジアへの積極投資により、アジアの医療機器企業の強い基盤がこの成長地域に築き上がっており、企業とイノベーションがここで実現しつつある」とGuggenheim氏は語る。

多くの医療機器関連企業が東南アジア地域への進出を加速している理由として、規制や認可制度の透明化への動きもあげられる。ASEAN諸国連合では2014年までに地域で統一した規制フレームワークの作り上げる予定で、6億人の人口がひしめく地域でより効率的な医療機器産業が確立していくことへの期待が高まっていると薬事コンサルティングEmergoグループのBryan Gilburg氏は語る。同地域での規制動向と医療機器業界への影響については、Gilburg氏による解説記事「東南アジアにおける規制フレームワークの単一化」(英語のみ)が参考になる。

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