東洋大など、第3のイオンで動くハイブリッド型生物モーターを発見

東洋大学生命科学部バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターは、カリウムイオン、ルビジウムイオンとナトリウムイオンで駆動するハイブリッド型生物モーターを発見した。

これまで微生物の運動器官であるべん毛モーターは、プロトン(H+)またはナトリウムイオン(Na+)で駆動するナノマシンであると考えられてきたが、その常識を覆し、第3のイオンとして新たにカリウムイオン(K+)、ルビジウムイオン(Rb+)でも駆動できるハイブリッド型生物モーターを新たに見つけた。
また、べん毛モーターのエネルギー変換ユニットに変異を導入してカリウムイオンでは駆動できなくなったモーターを構築することにも成功した。

このナノマシンの作動原理は、微細加工化された人工ナノマシンの開発に役立つ。また、多種類のエネルギーが利用可能になる今回の成果は、今後医療分野におけるナノモーターの研究にも波及が期待される。
 

本成果はPublic Library of Science社より刊行されているオープンアクセスの査読つきの科学雑誌PLoS ONEに2012年9月25日付けで掲載された。

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