小型医療機器向け2Wキセノンフラッシュランプモジュール

浜松ホトニクス株式会社は、点灯動作回路をコンパクトに効率よく集積することで最小化を実現し、バッテリー駆動にも対応した、2Wキセノンフラッシュランプモジュールを開発した。国内外の分析機器や医療機器メーカーなどに向けて発売する。

本製品「L12336シリーズ」は、環境分析や検体検査などの小型分析機器に最適な光源だが、将来、開発が期待される高精度な環境モニタリングや患者の近くで診療中に測定ができる臨床現場即時検査(POCT)などの携帯型分析機器への搭載も可能という。

キセノンフラッシュランプは、高圧の高純度キセノンガスをで、封入したランプガラスの容器に陽極と陰極を設け、その電極間の放電を安定させるトリガプローブを配置した構造になっている。ランプ点灯用主放電コンデンサにチャージされた電荷が、瞬間的(マイクロ秒オーダー)にランプに流れ込むことによって、非常に高い光量が得られるパルス放電灯だ。直流点灯タイプに比べ小型で発熱が少なく、紫外・可視から赤外にわたり強い連続した幅広い波長域を持っている。

本製品は、パルス点灯タイプの2Wキセノンフラッシュランプを新たに開発し、高安定な駆動電源とランプ点灯用トリガソケットを一体化した2W入力のモジュール。

点灯動作回路をコンパクトに効率よく集積することで小型化し、同社製5W同モジュールに比べ体積比で2分の1以下を実現した。また、電源を改良することで入力電圧は5V~15Vとしバッテリー駆動を可能にしている。

さらに、独自の電極設計技術などにより当社製5W同ランプの1.4 倍の発光効率と、2倍以上の発光繰り返し1250Hzを実現し、計測・分析時間の短縮に貢献できる。高安定で長寿命なことや、モジュールのため電源とトリガソケットの設計や配線の煩わしさがなく装置への組み込みや交換が容易だ。

今回販売開始する同社のキセノンフラッシュランプは、主に精密測光用光源として対応できるように電極の構造と材料の改良を行い、高安定で長寿命と優れた性能が特長だ。現行製品は、5Wタイプから60Wタイプまで5種類の入力シリーズを用意し、分析からバイオ、FAインライン検査用に対応しているが、今回2Wモジュールを加えたことで、血液などの検体検査用の小型分析機器用の光源としてラインナップも充実させたことになる。

<主な特長>
1. 2W入力で世界最小のモジュール
 点灯動作回路をコンパクトに効率よく集積することで約67cm3まで小型化し、当社製5W同モジュール(約150cm3)に比べ体積比で2分の1以下を実現しました。2W入力で世界最小のモジュール。

2. バッテリー駆動対応
 電源を改良することで入力電圧を5V~15Vとしバッテリー駆動が可能になり、高精度な携帯型計測・分析機器の開発が可能。

3. 現行製品と同様に高安定で長寿命、さらに高性能
  最大光出力と最低光出力のフラツキが0.5%CVと少なく高安定で、2W動作時で1×109(10億)フラッシュ保証と長寿命で、紫外域から赤外域に高い 連続した輝線スペクトルが得られている。さらに、独自の電極設計技術などにより同社製5Wキセノンフラッシュランプの1.4倍の発光効率と、2倍以上の発光繰り返し1250Hzを実現し、計測・分析時間の短縮にも貢献。

 

浜松ホトニクス株式会社

静岡県浜松市

http://jp.hamamatsu.com

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