がん細胞の悪性化をもたらす代謝制御メカニズムを発見

東北大学大学院医学系研究科ラジオアイソトープセンターの本橋ほづみ准教授は、同研究科医化学分野大学院生の光石陽一郎博士、田口恵子助教、山本雅之教授、東京大学先端科学技術研究センターの油谷浩幸教授、国立がん研究センター研究所がんゲノミクス研究分野の柴田龍弘分野長の研究グループとともに、がん細胞の悪性化をもたらす代謝制御メカニズムを発見した。

 

正常細胞の中で酸化ストレス応答を担う制御タンパク質Nrf2が、がん細胞の中では糖やアミノ 酸の代謝を変化させることにより、がん細胞の増殖を促進することを突き止めた。がん細胞は活発に増殖するために、細胞構造の材料となるタンパク質、脂質、核酸を大量に合成しています。

この代謝制御の仕組みを解明することは、抗がん治療に直結すると期待され、注目を集めている。今回の研究結果は、がん細胞の増殖や悪性化を支える代謝制御メカニズムの一端を解明したものであり、がん細胞の性質を理解する上で重要な発見です。本研究成果は、米国の学術誌 Cancer Cellの7月10日号に掲載される。

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