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高絶縁電圧のCMOSデジタル・フォトカプラ

高絶縁電圧のCMOSデジタル・フォトカプラ

アバゴ・テクノロジー株式会社は、5kVrmsの絶縁電圧を持ち、通信速度が10MBdのフォトカプラ製品としては業界最小の消費電力を達成したシングルチャネルのCMOSデジタル・フォトカプラ2品種を発表した。


医療用機器や過酷な環境下で稼働する機器に用いられるデジタル・ フォトカプラには、高い絶縁電圧とともに、消費電力を最小限に抑え、高い通信速度をサポートすることが求められる。デジタル・フォトカプラ「ACNW261L」は、1414VPEAKの連続動作絶縁電圧を達成していることに加え、通信速度が10MBdのデジタル・フォトカプラ。電源電流は、-40~105℃の動作温度範囲内で1.5mA未満。また、内蔵LEDの駆動電流(入力電流)も4mAに抑えている。電源電圧は 3.3V系、5V系の両方に対応。パッケージはワイドボディ(400mil)の8ピンDIPで、面実装オプションも用意されている。

もう一方の「ACNW261L」は5kVrms1分間という入力‐出力間の瞬時絶縁耐圧を実現。IEC 60747-5-5の連続動作絶縁電圧 1414VPEAKクラスに適合していることに加え、1mmの内部空間距離、10mmの外部沿面距離、9.6mmの外部空間距離という各要求も満たしている。さらに、内部にファラデー・シールドを適用することにより、1kVの同相電圧に対して20kV/μs以上の優れた同相除去性能 を実現している。

「ACNW261L」には、多様なアプリケーションに対応し、システムの性能と信頼性を高めるためのいくつかの機能が用意されています。例えば、イネーブル端子の設定により、CMOS出力をハイ・インピーダンスにすることが可能となっている。これは、多様なバス・インタ フェースに対応するための機能だ。また、温度をはじめとする動作条件の全範囲において、出力波形の立ち上がり時間と立ち下がり時間を確実に安定化するための出力スルーレート制御機能を内蔵している。これは、パラレル・インタフェースの用途において特に重要な意味を持つ。

同社では「ACNW261L」と併せて、同じくシングルチャネルの10MBd CMOSデジタル・フォトカプラ「ACPL-C61L」の販売も開始する。本製品は連続動作絶縁電圧1230VPEAKで、パッケージはストレッチ8ピンSOで、内部空間距離は0.5mm、外部沿面距離と外部空間距離はいずれも 8mm。「ACPL-C61L」は、低消費電力の10MBd CMOSデジタル・フォトカプラの製品ファミリのラインアップを強化するもの。

「ACNW261L」と「ACPL-C61L」の主な用途は、CAN(Controller Area Network)、RS-232、RS-485、デジタ ル・フィールドバス、およびA-D/D-Aコンバータのデジタル信号絶縁などです。ACNW261Lは、医療機器に関する規格IEC 60601-1 第3版の要求事項も満たしている。

 

アバゴ・テクノロジー社

東京都目黒区

www.avagotech.co.jp

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