テルモ、ベトナム・フィリピンの生産体制を拡充

テルモ株式会社は、中長期に需要の増大が見込まれるベトナム国内に2拠点目となる新工場を開設するほか、ベトナム、フィリピンの既存工場の規模を拡張する。投資総額は150億円。
新設するベトナム工場では、新興国をはじめ、世界で拡大する血液需要の増加に対応するため、血液バッグ類の生産を行う。一方、既存のベトナム工場では、日本の愛鷹工場(静岡県)と新設する山口工場(2015年操業予定)と技術連携し、二桁成長を続けるカテーテル製品の生産規模を拡張する。

フィリピン工場では注射器、針の増産に対応するため、新棟を建設する。成長へ向けてグローバル競争力を高めるため、心臓血管、ホスピタル、血液システムの3つの事業領域すべてにおいて生産基盤を整える。


【ベトナム】
1.工場新設
2011年4月に買収した米国CaridianBCT社と、既存の血液システム事業との統合を経て、2012年4月よりTerumo BCT社が本格始動した。今後、新興国をはじめ、世界の血液需要の増加に対応するため、新規工場を建設する。なお、これによりテルモにおける血液システム製品を生産する工場は、日本、米国、中国、インド、英国(北アイルランド)に続き、5拠点目となる。

  生産予定品目:血液バッグ類
  生産開始時期:2015年夏頃(予定)
  建設場所:ベトナム(候補地検討中)
  土地面積:10ha
  出荷先:世界各国

2.工場拡張
新興国をはじめ、グローバルに需要が高まるカテーテル製品の増産のため、既存のベトナム工場の敷地に新棟を建設する。国内工場と技術連携し、世界の需要に応えていく。

  生産予定品目:カテーテル製品
  生産開始時期:2013年春頃(予定)
  建設場所:ベトナム ハノイ市 ※既存工場敷地内
  延床面積:20,000㎡
  出荷先:世界各国

【フィリピン】

工場拡張
アジア、米州他、グローバルに需要が高まる注射器、針の増産に対応するため、既存のフィリピン工場の敷地に新棟を建設する。

  生産予定品目:注射器、針製品
  生産開始時期:2013年春頃(予定)
  建設場所:フィリピン ラグナ州 ※既存工場敷地内
  延床面積:9,700㎡
  出荷先:世界各国

<テルモのグローバル生産体制>
テルモでは、海外売上高比率が半分を超える中、海外生産比率も同様に引き上げる予定だ。現在、アジアを世界の生産センターとして位置づけ、すでに中国、フィリピン、ベトナムで生産を行っている。
一方で、医療機器には、開発から生産まで切り離すことができない製品開発プロセスがあり、また、海外への移管が難しい高度で精密な生産技術がある。海外生産比率を高めながら、国内生産拠点は、ものづくりのコア技術の育成と、改良改善を支える生産技術を磨くマザー工場として位置づけてるという。
アジアと日本を軸にグローバル生産体制を整え、コスト競争力を高めながら世界の需要に応えていく。

<テルモ株式会社の主な生産拠点>
  <国内>
  富士宮工場、愛鷹工場(静岡県)、甲府工場(山梨県)他
 <海外>
  テルモメディカル社(アメリカ)
  テルモヨーロッパ社(ベルギー)
  テルモカーディオバスキュラーシステムズ社(アメリカ)
  テルモBCT社(アメリカ)
  テルモペンポール社(インド)
  テルモ医療産品(杭州)有限公司(中国)
  テルモフィリピンズ社(フィリピン)他

 生産拠点 24(国内5 海外29)

2012年5月現在

 

テルモ株式会社

東京都渋谷区

www.terumo.co.jp

カテゴリー: