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リコー、ポリ乳酸の金属フリー低温重合技術を開発

リコー、ポリ乳酸の金属フリー低温重合技術を開発

画像1:高圧CO2と有機分子触媒を組み合わせた低温重合技術で製造したポリ乳酸。今月開催のnano tech 2012で展示した。

株式会社リコー静岡大学は、高圧CO2及び有機分子触媒の組み合わせにより、有機溶媒や金属触媒を使用しないポリ乳酸などの低温重合法を開発した。安全性、高品質、低コストなどのメリットを有するため、医療用の生態適合材料として縫合糸などへの応用が期待される。

画像2:このチューブリアクターを利用すれば連続生産が可能。

「ポリ乳酸の金属フリー低温重合技術」は、植物由来の素材から合成可能なバイオプラスチックとして注目される「ポリ乳酸」を高圧の超臨界CO2及び有機分子触媒の利用により、有機溶媒や金属触媒を使用しない安全で、高純度・高品質かつ低コストでの製造を可能とする技術。

従来の一般的な重合法では、スズ系触媒を使用して、高温(約200℃)環境下で重合化に数時間要していたのに対して、本技術では金属触媒を使用せずに低温(40-60℃)での重合が可能となっており、その結果、残留モノマーを大幅に低減し、連続重合化にも成功したという。

本重合法によって得られたポリ乳酸(画像1)は綺麗な白色のため、使い勝手がよいだけでなく、チューブリアクター(画像2)を使えば一時間に600g程度、継続的に製造することができるため、大量生産にも対応できる。

株式会社リコー

東京都中央区

www.ricoh.co.jp

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